小田原城

harimaya2017-02-06

やぁやぁ遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ・・
昔の武士は戦場で名乗りをあげて、一騎打ちが基本だった。
その良き慣習が無くなったのは戦国時代の鉄砲の伝来で
敵を抹殺すればいいという戦争の観念が変わったからだが
戦国時代の終りであった豊臣氏と北条氏の最後の決戦は
ここ小田原城だろう。北条の家臣であった、この老武者も
鎧兜に身を固め、敵に一矢報いようと攻めくる大軍の中で
懸命に闘ったけれど我に利あらず最後は潔く散っていった。
遠い昔の歴史は忘却の彼方だが、昨年に城は衣替えして白亜の小田原城に蘇った。
折から梅の季節で、城と梅のコラボの早春の景色は落ち着いた雰囲気を醸していた。