2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言 123

報道によれば平成29度に認知されたいじめは41万件とされ過去最悪という。いじめは子供と共に親の深刻さも尋常でない。我が家にも小中に通う2人の孫娘がいるので他人事ではない。それぞれ気をつけてはいるが、問題は子供が両親や先生にも相談しない例が多く、…

隠居の独り言 122

読書週間が始まった。今年の標語は「ホッと一息 本と一息」秋が深まってくる。読書の秋というが何となく秋が相応しい。秋の夜長、若い時は就寝前に読書しながら寝入った夜だが、今はエッセーを書いたりFacebookを楽しむのが習慣になる。ボクの読書の始めは小…

隠居の独り言 121

近所の20代の若夫婦が離婚した。仲良さそうだったけれど実情は分からない。若い男、特に20代の精力が最も盛んで、はちきれんばかりの時期はサガを発散することばかり考える。男として生まれたからには誰もが体験し妄想する女のことは人も生物の一種だから♂の…

隠居の独り言 120

動物は嘘をつかない。「人間は嘘をつくために生まれてきた」北欧の昔の格言で、イソップのオオカミ少年の話が創作され、ピノキオは嘘をつくと鼻が伸びた。初代米大統領ワシントンが子供の頃「桜の木を切ったのは自分」と言ったのは美談だがワシントン家に桜…

隠居の独り言 119

歳を重ねる毎に体を動かすことも何かを考えることも面倒だ。これを老化という。何にもしないで一日中ゴロゴロしていれば極楽だなぁ、欲しいものも特別ないし、人付き合いも面倒だし、オッカーとも話題はないし、おーいメシ、フロの二言で充分だ。(いっぺん…

隠居の独り言 118

某新聞のコラムに福井県丸岡市が主催する「一筆啓上賞」の入選作が載った。「今までに私をフッてくれた人たちありがとう。おかげでこの息子に会えました」何も失恋の悩みだけでない。人生の吉凶は予測できないし幸運も不幸も努力と運以外ない。6年前にノーベ…

隠居の独り言 117

今の中国はすっかり大国になって、そのうえに覇権主義が重なり、その横暴さは世界の嫌われ者だが、つい一世紀前の清の時代は欧米諸国に食い荒らされ植民地化され領土も資源も巻き上げられ人々は奴隷のように扱われ人心は疲弊し地方では群雄割拠して国として…

隠居の独り言 116

人はスローガンが好きだ。以前オバマが大統領に当選した時の国民のはしゃぎぶりは尋常でなく狂喜狂乱だった。弁舌豊かに掲げたスローガンは結果どうだったか?公約では500万人の雇用創出とぶち上げたが逆に失業者は猛烈な勢いで増加した。また核無き世界と演…

隠居の独り言 115

今年の秋はいつもより日々温度差が激しく冬の備えに忙しい。服装も厚めに切り替える寒がり屋はそれでも体に頼りがない。これも歳のせいなのか。昔を思えば子供の頃は冬になっても着物一枚に半纏で足に履物も無く裸足で下駄を履いていた。当時は今より冬の平…

隠居の独り言 114

ボクは小さな帽子屋を営んでいるが昭和23年上京した頃、食べ物も住む家もロクに無くボロボロの衣服を着ていても、殆どの人は帽子を被り、男の子の頭には学生帽があった。明治大正の昔は上場一部に東京帽子、帝帽、富士帽など帽子企業社が名を連ねていた。古…

隠居の独り言 113

靖国神社の秋例大祭は10/17日から執り行われているが、先の大戦で靖国に眠る同胞たちを忘れてはならないと思う。中韓に遠慮して代々の総理が参拝をしないのは情けない。先の大戦相手は中韓でなくアメリカであり遠慮はおかしい。その激戦の一例を述べたい。74…

隠居の独り言 112

最近、気になるというより、不愉快な言葉遣いが日常的で例えば病院に行ったとき、看護師が患者に対して言うには「血圧を測りますのでシャツをまくってもらっていいですか」「診察の順番を待っていてもらっていいですか」日本語には「もらって」は要らない。…

隠居の独り言 111

最近の男は弱くなったものだ。特に中高年の定年後の衰えの加速度は目に余る。男の衰えに反し、高年女性の元気なこと!何故、男は弱くなってしまったのか?何千年も昔から外敵から家族を守るためには体が大きく力が強いのが男の条件であり、それは時代が過ぎ…

隠居の独り言 110

ギターを始めて30年は過ぎたのに、未だ腕前はドヘタで演奏年数が恥ずかしい。クラシックギターは地味な存在で楽器の大きさの割には音量も小さく人前で弾くには相当なテクニックが必要だ。その上、ギター曲は一般に馴染み薄く有名なのは「禁じられた遊び」と…

隠居の独り言 109

秋たけなわ「秋晴の候」という。スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋・・何をやっても秋の季節は一番だ。でもこれら言葉も歳を重ねると虚しい「終活の候」になる。樹木希林、アズナブール、歌丸、林隆三、輪島の訃報と共に友も数人倒れ、気付けば歌…

隠居の独り言 108

今月のデパートやスーパーで沢山のオレンジ色のカボチャが目に付くのはハロウィンという西洋の祭りのようで商魂逞しい様々な業者が乗っている。映画・TV・本・玩具・・・小売業界も20年ほど前から一般化されたようで近年ディズニーランドやユニバーサルス…

隠居の独り言 107

初恋という言葉は幾つになっても懐かしい甘い思い出に胸がときめく。某新聞の地方版で微笑ましい記事を見た。今年は伊藤左千夫の代表作「野菊の墓」が発表されて120年にあたるそうだが、小説の舞台になった場所の松戸市の風致保存会が「初恋短歌大会」を開催…

隠居の独り言 106

今日10月10日は1964年に開かれた東京オリンピックを記念して「体育の日」としたが変更され10月第2日曜日にセット連休になっている。折角の東京オリンピック記念日を連休のために変更するなんて何のための体育の日なのか、これは国民の体育のための関心も薄れ…

隠居の独り言 105

秋「灯火親しむの候」最近の若い人の読書はおろか新聞も読まない傾向でPC、スマホ、TVなど簡単に情報や娯楽が得られるから余計にひどい。私事を書くのもはばかれるが、戦後間もない小学高学年頃は食糧事情が最悪で、日々の暮らしは食べるため農家の手伝い、…

隠居の独り言 104

「ふるさとへ廻る六部(巡礼)は気の弱り」好きな古川柳で、人生の喜びや悲しみを、どんなにたくさん経験を積んでも心の拠りどころは生まれ育ったふるさとであり父母であり、全ての人が持っている帰巣本能はその人だけの故郷・・歳を重ねてこの川柳の意味と…

隠居の独り言 103

少子高齢化問題の先進国の多くは人口減少に困っているようで、かつて欧州では労働者人口を補うために旧植民地の人たちが移民する国が多かったが、ところが今では中東やアフリカから大勢の難民が殺到し、それが従来の住民たちの職場の安定、言葉や文化の壁、…

隠居の独り言 102

原発問題になると世間は原発反対が正義の味方のような風潮になっている。福島原発は確かに取り返しつかない大失敗だったが、それだからって原発を無くそうという案に何故か素直になれない。理由は二つ、一つ目は今の段階で原子力に勝るエネルギー源が見当た…

隠居の独り言 101

秋も深まったので久しぶりに両国橋袂にある「ももんじや」のイノシシ専門の料理屋に入り味噌煮込みの猪鍋を食べたがクセが無く煮込むほどに柔らかくとても美味だ。玄関脇には本物の猪が一頭ぶらさがっていて、いかにも専門店らしいが鹿や狸の料理もあり、そ…

隠居の独り言 100

商談が纏まり発注書が送られてくると「よかった!今夜は一杯」小僧の頃は社長始め同僚は待っていたよう酒場へ乗り込んだ。ところがお酒の呑めない下戸にはそれが苦痛で困ったものだ。下戸は人生の楽しみ半分と言う。祖父も親父も呑めなかったので倅のDNA…

隠居の独り言  99

歳のせい、いや歳のせいにしてはいけない。物忘れ酷い。とくに人の名前や行ったところの地名が咄嗟に出てこない。山の神で話す時に「ほらほら、あの人だよ、あそこだよ」と言いつ思い出そうとするが、結局思い出さないままに終わってしまって、後で思い出す…

隠居の独り言 98

「私に若さをくれるなら全財産をあげてもいい」松下幸之助 それほど若さは貴重なものなのに、その最中は輝く価値に誰もが気が付かない。ボクは今メキシコ作曲家ララの名曲ソラメンテ・ウナ・ベスSolamente una vezの練習をしている。歌詞は「人生にただ一度…