隠居の独り言 123

報道によれば平成29度に認知されたいじめは41万件とされ過去最悪という。いじめは子供と共に親の深刻さも尋常でない。我が家にも小中に通う2人の孫娘がいるので他人事ではない。それぞれ気をつけてはいるが、問題は子供が両親や先生にも相談しない例が多く、しつこく質せば親子の間柄にも傷がつき家族関係にもヒビの入る厄介な問題だ。ましていじめをされる場所や時間が学校内に多いので親として手の打ちようがない。そこで先生にお願いしたいのは担任を受け持った時、初めて顔を合わせる生徒達に対して校長やPTAも立ち会いのうえで、はっきりと、いじめ問題を宣言して語りかけてほしいと思う。『初めに私とあなたたちと約束したい事があります。それはこのクラスからいじめが出る事は絶対に許さないことです。いじめはとても罪は重く侮辱や脅迫または暴行罪にも当たります。もしあなたがいじめをしたらこのクラスで授業を受けることは出来ないばかりでなく、親にはもちろん警察にも連絡します。少しでもいじめを受け、見かけたら先生に必ず教えて下さい。私は命をかけてもその人を守ります。これは先生とあなたたちとの約束です』この宣言を教室の中で行なったら生徒は安心もするし先生の信頼感は厚いものになるだろう。学校の教育の基本方針にも、ぜひとも取り上げて欲しい。弱い子供には孤独感が危険だが、誰かがいつも自分を見守ってくれる信頼と安心感を与えたい。いじめの最初は小さな原因から発展し、やがて泥沼のように深みに入るが、どの事件も初めの頃に適切な処置があれば必ず救われる。いじめを苦に子供が相次ぎ自殺する事態に法務省人権擁護局は電話相談に乗り出すらしいが手ぬるい。それより前に現場いる先生たちにどうして相談出来ないのか、先生への不信がここまで来たか、いじめられっ子を守れない先生なら今日にも辞職願いを出そう。先生の資格を問う!