2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

韓国の方々へ(1)

最近「殴り殺される覚悟で書いた親日宣言」を出版した韓国の人気タレント兼歌手の 趙英男(チョー・ヨンナム)さんが世論の激しい非難を受けてTV出演や公演を中止したという。 そこで私は、いつまでも遠い過去の亡霊のようなものにこだわり、日本との未来志…

新茶

♪夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは茶摘みじゃないか・・・♪ そろそろ新茶のシーズン、今頃、摘まれたものが 最上の「一番茶」と呼ばれて茶摘みの最盛期だ。 「八十八夜の忘れ霜」という言葉もあって農家は 田植えの季節で、これか…

郵政民営化

郵政改革関連法案をめぐって自民党執行部と政府がもめている。 私はどちらが、よい、よくない、の問題の詳しいことは、トンと分からないが 自民党とて組織の一つなのだから、トップの小泉総裁に従うのが常識と思うが どうだろうか。総裁に担ぎ上げるときは人…

昭和の日

新緑のまぶしい武蔵野御陵の昭和天皇に参拝した。 四月二十九日が「みどりの日」から「昭和の日」に 替えられることになったが、とても喜ばしく思う。 近代の天皇のなかで昭和天皇ほど波乱万丈の時代を 生きられた方もいないだろう。昭和の二十世紀は まさに…

中国人民の方々へ(3)

遣隋使、遣唐使の昔から日本の師は貴国です。最澄も空海も、その他多くの人たちが貴国で 勉強を積み重ね、文明、文化、宗教に至るまで貴国から持ち帰り、日本の発展に大きく寄与 されたことは日本人の誰もが知っています。それどころか日本のルーツは弥生時…

米沢紀行

越後屋さんのブログhttp://d.hatena.ne.jp/dozzy/ を開くと山形県酒田市では満開の桜の木の下で 大勢の人々が花見を楽しんでいられるようだが、 同じ日に私は山形県米沢にいたが桜は未だ蕾で 日陰では残雪もあり冬のなごりの風も冷たくて 同じ山形でも、所変…

中国人民の方々へ(2)

今、日本のTV,NHKでは大河ドラマ「義経」が放映されています。日本人は昔から 「判官ひいき」といって悲劇で散っていった人たちを美化する気持ちを持っています。 楠正成、石田三成、西郷隆盛なども敗れて英雄になりました。死者に鞭打つどころか 志半…

青葉

東京近郊はサクラも散って青葉の美しい季節に なりました。新緑のみずみずしさは、普段の目の 疲れを癒してくれる絶好の被写体かもしれない。 青葉は視覚だけでなく聴覚にイメージするのは 「横笛」だが、NHKの大河ドラマ「義経」の 一の谷の合戦を歌った…

中国人民の方々へ(1)

中国各地で反日を旗印に暴徒化している、中国人たちにお尋ねしたいと思います。 あなた方は1951年9月8日に行われたサンフランシスコ講和会議で対日平和条約が 当時の中華民国も加わって調印されたことを、学校でお習いになったでしょうか。 講和条約というの…

東京の風景

東京を山にたとえるなら、群馬の妙義連山だろうか。 景観は非常に険しく、奇岩奇石が林立し自然の造形と 風土は四季を通してその雄大さと美しさに圧倒される。 ここ汐留も、縄文遺跡があり、江戸の大名屋敷跡の 国鉄用地も今や東京連山の一つで高くそびえて…

小僧一人旅(あとがき)

これで小僧シリーズは全て終わります。拙い作文にお付き合い下さり有難うございました。 応援してくださった方、コメントいただいた方、みなさま方に厚く御礼を申し上げます。 青春時代が「小僧」だった私にとって過ぎれば夢のようですが、それでも、つまず…

小僧一人旅(23)

奈良の平城京の昔、都の西に竜田山という山が あったそうな。ときどきに奈良を訪れるときには、 祖母の実家の思い出や、竜田姫のくれた「縁」が 小僧の人生に大きく関わった事をしみじみ思う。 独り立ち以来、朝から夜まで、休日もなく仕事に 明け暮れた日々…

小僧一人旅(22)

人間万事塞翁が馬で、福も禍も交代でやって来ると云われているが、商いの波風も 「こうのとり」のもたらす縁も、その時々の神様のご機嫌次第で、先が読めない。 とくに男と女の間柄は易しそうで、なかなか難しい。小僧もこれまでの青春時代で 心底好きになっ…

現代の桜観

今頃の桜前線はどこまで北上しているだろう。 今年の桜は実に見事に咲き見事に散っていった。 この潔い散るさまが、世の無常観を詠んだ歌の 心情のように日本人の桜を愛でる気持ちがあった。 ところが今は、そんな悲壮感などかけらもない。 酒とて酌み交わし…

小僧一人旅(21)

史記に依ると昔の考えは日本の四季は四人の女神が支配されているものだと信じられた。 春は佐保姫、夏は筒姫、秋は竜田姫、冬はうつ田姫。その秋の竜田姫は「織物の姫」で 錦織の色彩に山野を染めるそうだが、その竜田姫が「縁の姫」として小僧に近づいた。 …

馬車

皇居の前あたりを散歩していると、時折に各国大使の 信任状の奉呈式に向かう馬車行進を見ることがある。 このような風景は世界の中でも王国でしかない特有の 儀式で、大使たちの日本赴任の楽しみの一つらしい。 今はギクシャクしている中韓大使も襟を正して…

小僧一人旅(20)

当時のTVコマーシャルに「ナンデアル・アイデアル」という植木等の洋傘を差した 画像が大ヒットした。会社は台東区三筋町で、経営者は脱サラして僅か3,4年で 従業員100人を越える成功ぶりで、小僧など商売の神様と思ったぐらいの人でお会い した事もあ…

匠の世界

好天に誘われ昨日は墨田の「ガラス市」を見に出かけたが 美しい江戸切子の工芸作品の数々を見てとても良かった。 江戸時代に町民文化のなかで生まれた切子細工だが、 当時のおもかげを色濃く残して、その意匠や技法などを 受け継がれた作品は、人々の見る目…

小僧一人旅(19)

東京オリンピックは「戦後」に一つの区切りをつけた大きなイベントとだったと云える。 敗戦から見事に立ち直った日本の底力を世界に示すことの出来たその役割は素晴らしい。 仕事にも余裕が出てきて、小僧はこのとき初めてTVを買って観戦し素直に熱中した…

チャップリン(1889-1977)

今日はチャップリンの誕生日。1889年の4月16日。 ロンドンの貧民街に生まれる。5歳で父親を失い、 子供の頃から芸達者で、その芸は生活の糧となり 母親を助けて7歳には子供ばかりの一座に入った。 端正な顔の美男子なのに、むしろ喜劇を演じた。 つけ髭・山…

小僧一人旅(18)

出会いは人生を変える。仕事上の出会い、友との出会い、そして伴侶との出会いは 幸せにも不幸にも一生の運を決めてしまう。人間関係は理屈などを越えた「気が合う、 合わない」という感覚的なものがあるが、それは人の意思とは、かけ離れた不思議な 「相性と…

春宵一刻値千金

寒からず暑からず、春の夕べのひとときは素晴らしい。 「春宵一刻値千金、花に清香あり、月に陰あり・・」は 中国の「春夜詩」だが、時の流れの大切さと儚なさは 年を重ねるごとに、実感として無常観にとらわれる。 花の散るさまは、その題材として平安の昔…

小僧一人旅(17)

話はそれるが、最近の若者に大学を出て、会社に入っても長続きせず、また就職もしないで ぶらぶらしている風潮があるという。理由は「自分のやりたいことが見つからない」とかで これからの目標とて漠然としている。なんという贅沢、なんという甘え、なんと…

隅田川今昔

向こうに見えるは厩橋、その向こうに吾妻橋が架かる。 桜並木は言問橋、桜橋、大川(隅田川)に架かる橋は、 それぞれに赴きがあって、競うようにどれもが美しい。 昔の花見はチョキ舟で旦那衆が芸者と遊んだそうだが 今は屋形船や観光船が団体客を乗せて川…

小僧一人旅(16)

当時の世相は60年安保闘争のあとの左翼思想の影響が色濃く残って、ストライキや メーデーなど労使交渉は年中行事だった。ある日かつて聖歌隊で知った友人が訪れてきて、 今は某旅行会社に勤めているが、旅行の時はぜひ使ってくれ、との話しから、彼の会社…

冷えた日中

「いじめられっこ」といえば今の日本と同じ。 中国、韓国などから、いいように恐喝されて 何も言えず、おまけに金まで巻き上げられて なお謝罪外交を続ける政府に怒りを覚える。 昔の中国は「いじめられっこ」だった。 白人国家に侵入され領土までも毟り取ら…

花冷え

「花に嵐」というけれど今朝も無情の冷たい 雨に打たれて、花は泣きながら散っていく。 「明日ありと思う心の仇桜」は親鸞の歌だが 「仇桜」は人生の予期できない有為転変の たとえだろうか。いじめられた花が哀れだ。

小僧一人旅(15)

年が明けて昭和38年、来年の東京オリンピックの開催の前景気で日本は大きく変わって 特に東京の西南部など競技施設やそれに伴って街々は大いに変貌し、一般、高速道路や 新幹線など次々と建設されて「岩戸景気」とか「いざなみ景気」などと称されて当時の …

花散らしの雨

春の宵、昨夜は一人、外は冷たい雨が降っている。 せっかくの華やかな装いの桜も可哀想な気がする。 と、いって新芽はこの雨を待っているのだろうか。 花に雨、桜吹雪、葉桜、時の流れを人は愛してきた。 人生も山あり谷ありだが桜も今が節目なのだろう。 こ…

小僧一人旅(14)

丸二年が過ぎたお正月に久しぶりに帰郷した。当時は夜行列車、神戸行き「銀河」に乗り その先は普通電車に切り替え姫路に着くが、電車が播磨平野に入ると車窓から遥か遠くに 姫路城が見えはじめ食い入るようにその光景に釘付けになる。こんなにも美しい城は…