匠の世界

harimaya2005-04-18

好天に誘われ昨日は墨田の「ガラス市」を見に出かけたが
美しい江戸切子の工芸作品の数々を見てとても良かった。
江戸時代に町民文化のなかで生まれた切子細工だが、
当時のおもかげを色濃く残して、その意匠や技法などを
受け継がれた作品は、人々の見る目を楽しませてくれて、
どれもが素晴らしい。これらの一つ一つが職人の手先で
作られた結晶で修行続けた腕の磨きが光っているようだ。
最近の風潮は頭でっかちになって、こつこつと自分の体と
手で修行を積む若者は少なくなって、将来がこのままだと
日本の「匠の世界」が失われてしまう。