2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(1300)

過ぎてみれば、いつのまに隠居シリーズも1300回になった。「継続は力なり」というが とりあえずホッとする。直木賞作家でエッセイストである林真理子さんはエッセイストに なるには五つの条件をあげている。➀まず意地悪さ、自分を戯曲化するような度胸が 必…

六月晦日

今日6月30日は一年の折り返し点にさしかかる。 「六月みそかは年の臍」の言葉は臍が体の中心で 一年の丁度、真ん中に当たるので言葉が生まれた。 今年の前半を振り返る。2014年の前半の出来事は ここ数年にない嬉しい日が続いた。二月早春には カルテット花…

隠居の独り言(1299)

先ごろ、さいたま市に住む現在111歳の百井盛さんが男性の世界最長寿になったと 報道された。大阪の女性116歳の大川ミサヲさんも最長寿ということで実に目出度い。 いったい人は何歳まで生きられるのか?男115歳女122歳との推定データとかだが それは無病息災…

両国散策

両国界隈は江戸時代からの名所や旧跡めぐりの 中高年の団体をよく見かける。健康志向とやらで 今はウオーキング流行りだが、でも目的がないと 続けるのは難しい。散歩とウオーキングの違いは 散歩は、ただぶらぶら歩きで、何となく、あてもなく どことなく時…

隠居の独り言(1298)

日本人の美徳の一つに「水に流す」がある。過ぎたことをいつまで悔やんでいないで 過去を忘れて未来のステップに進みたい気持ちは日本人が持つ強さと優しさだと思う。 無論、日本人でもそんな人ばかりでなく、いつまでも拘わり続ける人もいるのも事実だ。 暑…

紫陽花

今朝、サッカー日本はコロンビアに完敗した。 GLの夢も、これで完全に消えたことになる。 早起きで見た「にわかサッカーファン」だが 負けて悔しいのは日本が一丸になったからで 一丸になれた嬉しさは勝ち負けに関係ない。 箱庭の紫陽花も青色に染めて応援し…

隠居の独り言(1297)

幾つになっても自分の心、そして相手の本音が分かっているようで分かってないのが 自分と人様の関係だ。この春の定期検診で心房細動という不整脈を指摘されたが、 おまけに血管の大動脈龍の影があるとの診断で、自分も年齢的にも仕事を廃業して 引退の時期か…

修学旅行

この時期、中学や高校では修学旅行が多い。 孫の通う学校の最後の高学年の年でもあり 夏休み前で、来る受験期の準備に入るので 今の時期がスケジュール的には適している。 多くの学校の修学旅行定番は京都・奈良で 中学に通う孫娘も定番の行き先を旅行した。…

隠居の独り言(1296)

毎日、満員電車に小一時間を揺られて会社に通っている。その間、乗り換えがあって 駅の構内を早足で歩く。別に急ぎの旅でもないのだが、健康の維持には早足がいい。 座れるときにはゆっくり本が読めるので単行本の一冊をカバンに秘めている。車中で 常態にな…

6月の夕暮れ

梅雨期の中休みが続いている。 6月は夕暮れの美しい月だが 黄昏の空では幾層もの夕雲が 落日を映して美しい彩雲となり いつまでもたなびいて消えない。 夏近い隅田川の夕暮れどきは 納涼船や屋形船が忙しくなる。 太宰治を偲ぶ桜桃忌は19日。 若い頃は太宰治…

隠居の独り言(1295)

毎晩、帰宅すると卓袱台の上にラップした夕飯が数皿置いてある。早速、台所に立ち おかずは電子レンジで温め、お茶はポットから一旦湯冷ましに入れ、急須に注ぎ込む。 保温されたご飯は茶碗にしゃもじ一杯軽く入れることにしている。腹八分目の容量だ。 ほど…

ノウゼンカズラ

梅雨の晴れ間を縫うようにノウゼンカズラが咲いている。 そして咲く時を惜しむようにすぐに散るのは何故だろう。 子供の頃、松井須磨子のゴンドラの唄が流行っていた。 ♪ いのち短し 恋せよ乙女 あかき唇 あせぬ間に 熱き血潮の 冷えぬ間に 明日の月日は な…

隠居の独り言(1294)

戦後70年過ぎ現行憲法9条をそのまま真に信じている人の多さに驚きを禁じえない。 明治以来あれほど自由闊達だった日本人の思考力が敗戦とともに止まってしまった。 憲法9条の条文は「1.日本国民は正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し 国権の発動た…

阪神タイガース

休日は所沢球場ちかくのユリ園で遊んだが その日の所沢球場は西武×阪神の試合で いっぱいの「虎ファン」が詰めかけていた。 虎吉は衣装もハデハデで数あるプロ野球の ファンでこれほど熱狂的な信者もないだろう。 でも虎吉の良いところは衣装の派手さと違い …

隠居の独り言(1293)

先日、長くお付き合いいただいたご近所の方が亡くなられたのでお葬儀に参列した。 といって、その人を特別に偲んだり人柄や業績を称えたりはしない。近所の世間並の お付き合いということで何がしかのお香典を包んで黒い洋服で出かけただけのことだ。 齢とと…

梅雨最中

「毎日、気が重いね」この季節、 日本各地のいろいろな場所で こんな会話が聞こえてきそうで 当たり障りない雑談の筆頭は 憂鬱な空模様から始められる。 今年の梅雨は陽性的とみえて 梅雨入り始めから雨が多く降る。 子供の頃、母に「今日は雨降る?」と聞き…

隠居の独り言(1292)

今更だが自分の会社は東京墨田区内で吹けば飛ぶような帽子製造業を営んでいる。 墨田区は東京スカイツリーのお膝元で開業以来二年が過ぎ多くの観光客で賑わうが 経済的効果は東武経営のソラマチだけが潤い地元には殆ど恩恵が無いといっていい。 先だって「平…

東京の街

梅雨時なので郊外の散策をやめている。 そこで都心を散歩するわけだが東京も なかなかの「歩ける街」だと再認識する。 今や地方に行けば行くほどに車社会で 車がないと生活できない。逆に東京は 車がなくても充分楽しく暮らしていける。 地方都市では車ばか…

隠居の独り言(1291)

男の眉毛は髭と同様に歳をとっても衰えを知らないが白いのが異常に長くなってくる。 昔のおとぎ話に登場の花坂爺さんや桃太郎のお爺さん、浦島太郎が玉手箱を開けた ときの眉はみんな太くて長くて真っ白だ。昔、社会党の委員長だった村上富市さんも そうだっ…

鳥越神社

昨日は浅草・鳥越神社の祭礼だった。 ここの祭礼の日は6月の上旬なので 梅雨始めの鳥越祭りだが、地元では 祭礼に雨が欠かせないと雨天を喜ぶ。 自分が上京し初めて職についたのも 鳥越近辺でこの辺りは第二の故郷だ。 若い頃は近所の人と神輿を担いだが 最…

隠居の独り言(1290)

戦後70年も経つのにロシアと中国は未だ対日戦勝記念をやっているしフランスでは ノルマンディ上陸作戦記念日が催される。戦争をした世代の人の殆どが鬼籍なのに なぜ今なのか。先の大戦は連合軍が圧倒的な戦力をもって枢軸軍の日本とドイツを 徹底的に壊滅し…

梅雨入り

「さよならと梅雨の車窓に指で書く」素逝 関東甲信地方もいよいよ梅雨に入った。 やがて東北も入り日本列島がすっぽりと 雨の季節になっていく。湿地の花菖蒲や 池や沼の睡蓮の花も生き生きとしている。 池のカエルも雨を待っていたのかのように 元気よく鳴…

隠居の独り言(1289)

一昨日の読売新聞の「人生相談」に載っていた。題目は「怒ると無言攻撃をする夫」で パートで働く40代の半ばの主婦。夫は私に対して気に入らないことがあると何ヶ月も だまり続け無言の攻撃をしてきます。何を怒っているのか尋ねても一切答えません・・ 梅雨…

あじさい

6月の始めというのに近くの公園では あじさいが艶やかな色に染まっている。 ここ数日の真夏並の暑さであじさいの 花カレンダーが狂ってしまったのだろう。 あじさいは日々花の色が変化するので 昔は移ろいやすい女心にたとえられた。 永井荷風「墨東綺譚」で…

隠居の独り言(1288)

今日6月2日は織田信長が京都・本能寺で天下統一を目前にして家来・明智光秀に 殺されて432回忌にあたる。「人間50年 天地に較ぶれば夢幻の如くなり」明智軍に 攻められ最期の舞をして辞世を詠い自刃した。享年49歳。でも当時の平均寿命から すれば天寿であっ…

春の運動会

今年も運動会シーズンがやってきた。 運動会を見ていて当たり前のことだが 子供たちは競技の全てを全力疾走で やり抜くパワーに今更ながら感心する。 思えば全力疾走ができなくなったのは いくつの頃だったかも思い出せないが 保護者の綱引きにも参加できな…