2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(898)

NHK大河ドラマの「江」は現代風に脚色されているが少し違和感を覚える。 江(上野樹里)が信長(豊川悦司)と安土城で直接に対話する場面があるが 時代考証からして、ありえない状況と姿をもっと上手く表現してもらいたい。 それにしても信長の行動の功罪は…

サッカー・アジア杯

今朝の新聞一面のトップニュースは サッカー・アジア杯の日本の優勝で 強敵オーストラリアを破った快挙は 最近の世相に明るい陽射しのようだ。 写真は優勝杯を手にする本田圭佑や 決勝ゴールを決めた李忠成や防御を 必死に務めた川島永嗣も写っている。 日本…

隠居の独り言(897)

孫が通う高校の内部テストに合格したので褒美にケータイを買ってもらった。 最近の統計で小学高学年の30%、中学高学年の80%が持っているらしいが 子供にとってケータイは「心の習慣」を変えてしまっている気がしてならない。 成長期に養うべき五感が器械の…

稽古ごと

習い事全てに言えるのは日々の学習と 上達する喜びが無いと長続きはしない。 全ての伝統技芸は古くから伝えられた 形があって、その形で余分なところを 削ることが上達だろうが、言うは易し・・ 日々の訓練は楽しさ半分、苦しさ半分。 稽古は竹が伸びるよう…

隠居の独り言(896)

NHK大河ドラマ「江」の3回目は「信長の秘密」だが、織田信長を演じる 豊川悦司は自分に目では信長のイメージに適っている気がして好感が持てる。 大名の殆どが召し抱えていた謀臣を持たなかったのも強い自信の表れであり 自己しか信じなかった原理原則を通し…

江戸城大手門

年初には清々した皇居の辺りを 散策するのが毎年の決まりだが 東京のほぼ中央に広がる皇居は 江戸幕府の将軍の居城屋敷跡で 巨大な城郭の栄華を誇った昔の 建物の殆どは無くなっているが 石垣や堀は昔の面影を偲ばせる。 大手門は城の正面玄関で貴族や 大名…

隠居の独り言(895)

「何でも大胆に掛からねばならぬ、どうしようかこうしようか躊躇するようでは もういけぬ。難しかろうが易しかろうが、そんなことは考えずに、無我の境地に 入って断行するに限る」明治維新の際に西郷隆盛と劇的な会見をして江戸の町を 戦火から救い明治32年…

冬牡丹

近所の公園に咲く冬牡丹は美しい色合を 競いあっている。牡丹は春咲きの品種を 人工で温度調節をして咲かせるそうだが 花の身になれば咲く時期が暖かいはずが 温度に騙され寒い最中に咲かされるとは 何とも複雑な気持がする。考えてみれば 人間とは勝手なも…

隠居の独り言(894)

弱肉強食、権謀術数、戦国時代には正にこれに打ち勝たねば生きる道が無かった。 江(上野樹里)の父、浅井長政(時任三郎)は何故、義兄に当たる織田信長を裏切って 朝倉氏と手を結んだのか?例え朝倉氏との古くからの義理や足利将軍が朝倉氏に 身を寄せている理…

冬木立

真冬の凛とした空気の中で素肌を晒した木々は 飾り気のない茶褐色の格好で寒さに堪えている。 人の心を木に例えば裸の幹は心根の深い部分で それぞれの人の本性を様々な形で見せているが この時期は地上とは裏腹に根っこを下に伸ばし 春の花を咲かせる体力を…

隠居の独り言(893)

新しい年を迎える度に一つ毎に年齢が重なる重みを若い時は考えなかったが 人生の一里塚をしみじみ感じる昨今は残り少ない時間の配分を考えさせられる。 今は身体が丈夫で生活に支障は無いが老後の先行きに常々不安は付きまとう。 遅かれ早かれ、人の支えがな…

水仙

水仙の名所・鋸南町の江月水仙郷を訪れた。 東京近郊では真冬でも花の途絶える時期が 無いのが嬉しいが、それにしても寒い最中に なぜ水仙は清らかに化粧をするのだろう? 四季それぞれの自然の不思議さに感歎と 美しい花を愛でる国に暮らす幸せを思う。 水…

隠居の独り言(892)

毎年楽しみにしているNHK大河ドラマが始まった。一年を通じて語られる 大河ドラマが始まると新年がスタートした感じでこれからの展開が興味深い。 昨年は福山雅治が演じた「竜馬伝」の幕末時代、一昨年は妻夫木聡が演じた 「天地人」の戦国時代、3年前は宮崎…

成人式

昨日は成人の日、まずは新成人、おめでとう。 平成生まれがこれからの日本を背負っていく。 成人とは大人になる事、巣立ちの日に当たる。 巣立ちとは親元を離れて一人で自立する事で 親や社会に対して甘えは許されない。大人は やがて所帯を持ち、子を育て次…

隠居の独り言(891)

昨年末に家の近くの某材木屋が倒産し夜逃げ同然に姿を消してしまった。 広い家に住み高級車を乗り回し材木屋はいつも金持ち風情を装っていた。 近所の商店の何軒かがツケが踏み倒されたという。どのような事情にせよ 人を騙して自らの享楽のために多くの人に…

深大寺

新しい年のはじまり・・・今年の初詣は 調布の深大寺を訪れた。軽く一礼をして 鳥居をくぐり、手水やで手と口を浄める。 まず賽銭を捧げ、二度礼をして二度拍手、 合掌して、今年もいい年でありますよう お願いをして一礼をする。今年には孫の 受験が控えて…

隠居の独り言(890)

正月の楽しみは箱根駅伝で、2日と3日は普段あまりTVを見ない自分ばかりか 家族中が付かず離れずとなっている。初日の往路の絶対見逃せないのは第5区の 小田原から箱根芦ノ湖までの区間で他の区間に比べても、やや長いばかりか急な 上り坂で、そのうえ箱根の…

謹賀新年

皆様、あけましておめでとうございます。 今年は卯の年、兎のように飛躍したいが 一年の計は亀のよう着実に地に足をつけ 日々を大切に歩みたい。歳月を重ねると 生きるのが愛おしく新しい年とは過去の 深みがまた増えて、増えた分の年の輪が 美しく重ね合わ…