江戸城大手門

年初には清々した皇居の辺りを
散策するのが毎年の決まりだが
東京のほぼ中央に広がる皇居は
江戸幕府の将軍の居城屋敷跡で
巨大な城郭の栄華を誇った昔の
建物の殆どは無くなっているが
石垣や堀は昔の面影を偲ばせる。
大手門は城の正面玄関で貴族や
大名が将軍へ年賀の祝賀や各種の儀礼で大勢の家来を従え大手門から登城した。
今では一般に公開され、大手門をくぐると皇居東御苑で、江戸城の旧本丸では
今は緑の芝生が広がり、有名な忠臣蔵の松の大廊下や大奥が存在した屋敷跡も
過ぎし栄華を偲ばせる。傍の二ノ丸跡では小堀遠州作の大名庭園が素晴らしい。
江戸城の温故知新にはこの時期が最もふさわしい気がする。