2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言 185

孫たちはマックがとても好きで家に集まると近くのマックに付きあう。4年前にマック製品の中に虫が一匹が混入して大騒ぎになり、別の報道では金具や何かの骨が出てきて幹部たちが会見で謝っていた。それは食品会社の怠慢でそのために、来店客が激減したのは仕…

隠居の独り言 184

待つという我慢は辛いもので、先日の某新聞の「平成川柳」に、「ふみ(文)を待つ「一日千秋」死語となり」現代のようにネットが無かった時代には用を伝えるのは手紙が主な伝達手段だった。ネット社会に生きる今は「待つ」という時の停滞を我慢できない。俳…

隠居の独り言 183

平成が間もなく終わりを迎える。平成の時代が始まって30年、30年の歳月は、長いようで短く、短いようで長い時流と感じる。平成元年の平均株価は38,000円を超えバブル経済が最後の仇花を咲かせたが戦後の高度成長の絶頂期に誰が20年後に100年に一度の不景気に…

隠居の独り言 182

最近とみに年齢を問わず、美人が少なくなったと感じている。美人といっても外見じゃない。項は自分の偏見で書いている。美人観には、人それぞれ判定基準の違うのは当たり前だが,更に自分が生きた昭和から平成に至る時代を経て女性観も結婚観も変わる。昭和の…

隠居の独り言 181

歳を重ねると物忘れがひどくなる。先ほど何したか忘れたり、人の名前が急に思い出せない。家族の話は阿吽の呼吸で至便さがあるが、人様との会話でトンチンカンは許されない。情けないがこれが老化なのか。でも最近気付いた事がある。それは記憶力を鍛えれば…

隠居の独り言 180

正月この一か月に神田明神、湯島天神、日枝神社、乃木神社を詣でたが、日本人はやはり神道が似合っていると無信心は思う。宗教とは最初に生まれた場所の風土や、そこに住み慣れた人の生活基盤が色濃く反映されるもので中近東の厳しい乾燥地帯で生まれた一神…

隠居の独り言 179

昨年暮れにイジメが原因と思われる中学2年生の自殺があった。学校の対応は今まで同様、校長と教育委員長の言い訳ばかりで「自殺に結びつける行動に気付かなかった」 「二度とこのようなことのないようにしたい」このシーンをテレビで何回見たことだろう。校…

隠居の独り言 178

帽子屋一筋に通した人生も少なくなってきた。昭和23年春に上京して、帽子製造の職業に就いたのは帽子屋に嫁いでいた叔母を頼ったからだが小学校卒業期の父の言葉が大きかった。「お前は帽子屋になるといい。なぜなら帽子屋は景気がいいぞ。帽子屋は駅の周辺…

隠居の独り言 177

正月も半ばを過ぎたが正月三日を家で過ごして気付いた事は、ボクが子供の頃の正月の風景と随分変わったものと回顧する。当時はテレビやゲーム機など無く子供は家の外で元気に遊び男の子はベーゴマ、メンコ、凧揚げがご三家、女の子はお手玉羽根つき、縄跳び…

隠居の独り言 176

江戸時代までの日本は太陰暦が用いられていた。月の満ち欠けで、月の出ない新月は1日、満月は15日のサイクルで、一か月30日。12か月が1年で、閏月は5年毎だった。明治5年に約1300年も使ってきた太陰暦をやめ西欧社会と同じグレゴリウス暦を導入され、太陽暦…

隠居の独り言 175

人間誰もが人様のことが気になるのは本能的なもので、例えば電車に乗ったとき、座っている前の人たちをしげしげと、といって見ないフリして見ているときが多い。ある日ある時の電車の中で向かいの若夫婦とおぼしき二人連れ。男の面相は鬼瓦のようで、黙りこ…

隠居の独り言 174

今から二世紀前になる1814年にナポレオン戦争の終結と、ヨーロッパ全土の秩序再建とフランス領の領土分割をめぐりロシア、イギリス、プロイセン、オーストリア、ローマ教皇国の六カ国が集まってオーストリアの首都ウイーンで開かれた。いわゆる「ウイーン会…

隠居の独り言 173

文化庁が以前に発表した、一般公募をして、その中から選んだ「親子で継ごう 日本の歌100選」があるが、美しい日本の歌を継承していく試みはとてもいいことだと思う。世代を問わず親しく口ずさめる歌は「赤とんぼ」「さくらさくら」「海」などの古い歌から戦…

隠居の独り言 172

「パンとサーカス」という格言がある。古代ローマの世相を揶揄した言葉で、無償でパン=食糧とサーカス=娯楽を与え庶民を政治的盲目にした。世界史上で最大の帝国、古代ローマも時が経つほどに様々な矛盾を抱え始める。今の社会福祉政策をイメージさせるが…

隠居の独り言 171

明治の始め頃、外国からやってきた人たちは日本人の聡明さに驚いたという。どの階級の人たちも新聞を読み計算力もあって頭脳は世界のトップクラスの明晰ぶりに外国人は感動した。市井の住む裏の路地にも花が咲き人々は花鳥風月を愛し治安もよく四季の美しい…

隠居の独り言 170

出来る限り独り言を続けたいと願う。スイスの哲学者アミエルは著書の中で「生きるということは日ごとに快癒し、新しくなること、また自分を再び見出し回復する。日記を綴るのは孤独なものの友であり、慰め手であり、医者である」幾つになっても日ごとに新し…

隠居の独り言 169

昨年末に近所の某材木屋が倒産し、夜逃げ同然に姿を消した。広い家に住み高級車に乗り材木屋は金持ち風情を装っていた。近所の商店街の何軒かが商品や飲み代が踏み倒されたという。どのような事情にせよ人を騙し、自らの享楽のため多くの人に迷惑掛けた行為…

隠居の独り言 168

皆さま、今年もどうぞ宜しく「独り言」をお願いいたします。「門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」一休が詠ったとされるが人は桜の花が舞い散る様を見て足を止め、その美しさの反面に世の儚さを感じたりする。それは人の一生の儚いことを…