2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(400)

「末は博士か大臣か」誰もが夢見る出世の道は狐狸妖怪が大勢棲むという政界にも 立派に生きている。「大臣」という肩書きは政治稼業には、それほど魅力的なのか、 昨日まで反安倍を旗印にしていた議員が大臣の拝命が下ると手の平を返したように 仰せつかった…

夏の終わりに

八月も今日で終わりだが、関東地方は 暦を知ったように秋雨前線が南下して 酷い暑さから解放されホットしている。 今年は9月の残暑も長続きとは聞くが あの酷暑日の勢いはもうないだろう。 子供たちの長い夏休みも終わりだが 宿題が今になって忙しいのも情け…

隠居の独り言(399)

「私に若さをくれるなら全財産をあげてもいい」往年の松下幸之助の言葉だが、 それほど若さは貴重なものなのに、その最中は輝く価値に誰もが気が付かない。 私は今メキシコの名曲ソラメンテ・ウナ・ベス“Solamente una vez”の恋歌の 練習に余念がない。歌詞…

大船フラワーセンター

休日は神奈川県大船市にある植物園を 散策したが、瓢箪のトンネルがあって 見事な瓢箪が数多くぶらさがっている。 これらが加工され瓢箪容器になるのは 昔の人は考えたものだと感心する。 ここ数年は植物園巡りが楽しみだが 花を愛でるのも歳のせいなのか、…

隠居の独り言(398)

子供の頃に読んだ猿飛佐助や霧隠才蔵等の「真田十勇士」の物語は血沸き胸躍る 痛快な豪傑や忍者の武勇伝だが、その基になる真田氏は信州上田地方の小豪族で 群雄割拠の時代に生き残るために、あらゆる知略と戦術を使って戦国時代から 徳川末期まで続いた家系…

大鉄道博覧会

江戸東京博物館では明治→平成までの 鉄道の歴史の歩みを振り返りながらの 博覧会が開かれている。とくに昭和の 30-40年代の鉄道黄金時代と称された 蒸気、電気機関車などの車両や模型は 懐かしく3人掛けのシートや寝台車の 3段ベットなど見るだけで胸がつま…

隠居の独り言(397)

社の決算は6月30日なので8月中に提出の事業年度分の確定申告を昨日済ませた。 今期の決算書もそうだが、ここ数年は毎年のように売り上げは下降線で経常利益も 徐々に減少の一途を辿っている。売り上げが落ちれば利益率の高い商品を扱っても 総合的に事業その…

男三兄弟

私には孫が6人いるが男の子は3人で それぞれ仲良く(いつも喧嘩も含めて) 暮らしている。爺にとっても男同士で 気の合うのは互いにサッパリしていい。 上は入試を控えて猛勉強をしているし 中は剣道とピアノの練習に燃えている。 下は幼稚園の年少組で5…

隠居の独り言(396)

先に小池百合子防衛大臣と守屋武昌前事務次官の退官と後任を巡って確執があると マスコミで報じられて、後に決着したがシビリアンコントロールの観点から言えば 由々しき問題で軍の現場が内閣の言う事を聞かないのは戦前の満州事件を思い出す。 満州の関東軍…

横浜伊勢佐木町

横浜の街並みは何処を散策してもいいが 先日は老舗の商店街の伊勢佐木町通りを 歩いて楽しんだ。みなとみらい線に乗り 馬車道駅で降り、旧横浜銀行などの古い 建物や中華街の一角を一直線に向かうと 辿り着いた伊勢佐木町はレトロな横浜の 感じ一杯でアカ抜…

隠居の独り言(395)

武田信玄の言葉の「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」は どんなに城を堅固にしても、人の心が離れてしまえば世を治めることはできない、 情けは人をつなぎ結果として国を栄えさせるが仇を増やせば国は滅びてしまう。 現代にも通じることで…

水戸市植物園

暑い盛りは水辺が多い水戸市植物園で 一日を過ごすのは何とも贅沢な感じだ。 池には蓮、アサザ、ヒツジグサが咲き 森の中の遊歩道にはキスゲ、ミソハギ、 クダイソウ等が目を楽しませてくれる。 吹き抜く爽やかな風は緑の匂いがして 時間が過ぎていくのが勿…

隠居の独り言(394)

8/15日の終戦の日に猛暑の中、今年も大勢の人が靖国神社を参拝していた。 早速、報道機関は政治家の誰々が参拝した、誰々は行かなかったと伝えるが ここで言いたいのは、靖国を参拝するのは個人各々の心情の問題でいちいち 報道する価値がどこにあるのかと疑…

富士八合目

ご来光の感動は宇宙の誕生のようで 下界の小さな人間社会の出来事など すっかり忘れさせてくれる。刻々と 大空や雲海の色合いが変化していく 壮大な天体ショーは言に尽くせない。 ここ富士山八合目は朝の気温は0度、 おりから吹荒れる強風で頂上制覇は 断念…

隠居の独り言(393)

8月になれば終戦を思い出すのも戦時中の体験があまりにひどく、生きた 70数年の人生の中でも最も凝縮された時間が詰まっているからだと思う。 当時は大阪から福島県白河市に疎開していたが東北地方も安全地帯ではなく 終戦間際に三陸沖に停泊していたアメリ…

百日紅

ツルツルの木肌は木登り名人の猿さえ スベルという。それにしても名づけが 面白い。夏の暑さには滅法弱い私だが ぎらぎら輝く太陽に向かって百日間も 咲き続ける花のスタミナは、どこから 来るのだろう、チト羨ましい気がする。 真夏の象徴のような百日紅は…

隠居の独り言(392)

今日は長崎に原爆が落とされた日だが、広島に次いで二度の原爆投下は アメリカの主張する「早く戦争を終わらせかった」では納得が出来ない。 ソ連も参戦して日本も敗戦の覚悟を決めていた矢先の仕打ちはどんなに アメリカが正当化しようとしても「悪魔の仕業…

夏の隅田川

ここは両国橋の上で江戸の昔に遡れば 扇風機もクーラーも無かったあの頃は 夏ともなれば庶民は川風を求めて橋の 上で涼を楽しみ急な夕立でも無ければ 青天井と青い清流が気持ちを和ませた。 お金持ちの旦那がたは芸者衆を揚げて 舟遊びを楽しんだ事だろう。…

隠居の独り言(391)

歴史本を見ても政治的な筋書きは書かれても経済の事はあまり論じられない。 NHK大河ドラマ「風林火山」も然りで武田晴信(市川亀治郎)の甲斐には 金山があり長尾影虎(Gackt:ガクト)の越後佐渡金山はあまりに有名だが 筋書きとしては不要なのだが軍事…

ホーム慰問

毎日暑い日が続くがこんな時には 空調設備の効いたホームの中での 慰問は演奏をするほうも爽やかな 気分で音楽に乗る。プログラムも 夏にちなんだ曲をできるだけ並べ 衣装もアロハ姿で夏を演出した。 この日はホームの中の階を違えて Wヒッターの演奏で少し…

隠居の独り言(390)

広島に原爆が落ちて62年が過ぎたがあの悲惨な体験は日本人だけが負う 十字架のようなもので、受難した我々だけが「原爆反対、平和、平和」と 叫んでも世界の誰も耳を貸さず、原爆の拡散は米英仏露中の安保理国と 印度、パキスタン、イスラエル、イラン、北朝…

ピアノと歌の発表会

娘たちとご近所の音楽好きが集まる ピアノと歌の発表会がありゲストで ラテンのギターの弾き語りをした。 最近は恒例になっている発表会だが 子供達は上達が早くとても頼もしい。 普段のいつもの子育てのお母さんも オペラのアリアを堂々と歌っている。 隠れ…

隠居の独り言(389)

先の参院選で与党陣営が大敗を喫した事は安倍晋三首相の掲げる憲法改正論が 遠のいていく可能性が大きくなったと言える。断わっておくが私は右寄りでも 左寄りでもない普通の日本人だと思っている。普通の日本人だから敗戦直後の 進駐軍の作った憲法を後生大…

朝青龍

相撲協会は巡業の休場を申し出ながら 故郷のモンゴルでサッカーに興じた 朝青龍を秋場所と11月場所の出場の 停止の謹慎処分にした。当然だ! あれはまさしく仮病であり病人なら あのような軽快な動きは出来ない。 モンゴルとの倫理観は違うとはいえ 大相撲は…

隠居の独り言(382)

歳を重ねると記憶力が相当に衰える。そこで訓練をしなければならないが 独自の処方箋はラテンのギター弾き語りで記憶力を保つようにしている。 スペイン語の歌詞とギターの楽譜を暗譜して歌うのは自分なりの微々たる 努力だが、忍び寄る老いの影と闘っている…

梅雨明け

いつのまにか8月に入ったが8/1に 関東甲信越も梅雨明け宣言があった。 それまでの鬱陶しい空が嘘のように オテントウサマが勢よく輝いている。 待っていたように地中から這い出て 大合唱している蝉は僅か十日の命で 恋をして子孫を作らねばならない。 あの声…