隠居の独り言(394)

8/15日の終戦の日に猛暑の中、今年も大勢の人が靖国神社を参拝していた。
早速、報道機関は政治家の誰々が参拝した、誰々は行かなかったと伝えるが
ここで言いたいのは、靖国を参拝するのは個人各々の心情の問題でいちいち
報道する価値がどこにあるのかと疑問に思う。誰が行こうがいいではないか。
まして先の大戦で先祖や親しい人が戦没して祀られれば自然に足が向くのは
人間として当たり前の話で、中韓やアジア人の手前とかの理由で報道機関は
政治問題化しているけれど、どうみても日本のマスコミが作り上げた靖国
気がしてならない。靖国神社はあくまで日本人のための戦没者の慰霊設備で
外国にとやかく言われる筋合いは無いし、イチャモン付けるなら内政干渉
先の大戦の敵味方の延長線上が残っているとしか言いようがない。終戦から
半世紀以上が過ぎて、いまだに靖国慰安婦、南京と難題を持ち上げるのは
サンフランシスコ講和条約日韓基本条約日中共同声明は何だったのか。
条約とは戦争の決着を付けるもので負けたほうが領土割譲や賠償金を払い
互いの怨みを忘れてこれから仲良くしようという約束の基本条約のはずだ。
日本は各条約の約束性を強くアピールしないと相手はますます付け上がる。
戦争の体験者は次々と世を去っていずれ歴史の一部に組み込まれていくが
戦争の愚かしさや平和の大切さを後世に語り継いでも戦争を知らない世代に
交代すれば風化して忘れられていくだろう。でもそれはそれでいいと思う。
報道もいつまでも振り返るマイナス思考は止めて将来の日本を語って欲しい。
暑いさなかに靖国取材に赴く報道陣はご苦労な事だが、いつまで続くのか。
実際に安倍総理はじめ世界のリーダー達の殆どが戦後生まれで世代交代は
着実に進んでいる。将来の事は若い人達がいい知恵を持っているだろう。
半世紀以上も前の戦争の話も、そろそろ飽いてきた昨今だ。