チャップリン(1889-1977)

harimaya2005-04-16

今日はチャップリンの誕生日。1889年の4月16日。
ロンドンの貧民街に生まれる。5歳で父親を失い、
子供の頃から芸達者で、その芸は生活の糧となり
母親を助けて7歳には子供ばかりの一座に入った。
端正な顔の美男子なのに、むしろ喜劇を演じた。
つけ髭・山高帽・ドタ靴・ステッキ・ダボダボのズボン
・妙に窮屈な背広など、そこに彼の辛酸を舐めた
さまざまな人生のドラマを見る思いがした。
奇しくも私は1933年彼の43才の誕生日に生まれた。
時代はドイツではヒトラーナチスが政権を取り
日本では満州事変から奈落の一歩を踏み出した。
動乱の時代を生きたチャップリンだがその偉大さは
彼ほど世界中の荒んだ人々の心を癒してくれた人は
いないだろう。同じ日に生まれのがとても嬉しい。
名画「街の灯」の主題歌「ラ・ヴィオレテーラ」を
ギターの弾き語りで歌うとき、哀愁に昔を想い胸に沁みる。
写真は1933年の今日の新聞である。