2005-04-12 花散らしの雨 春の宵、昨夜は一人、外は冷たい雨が降っている。 せっかくの華やかな装いの桜も可哀想な気がする。 と、いって新芽はこの雨を待っているのだろうか。 花に雨、桜吹雪、葉桜、時の流れを人は愛してきた。 人生も山あり谷ありだが桜も今が節目なのだろう。 こんな夜は静かにギターを弾くことにしよう。 「ブエノスアイレスの夏」「エストレリータ」 いつも弾き語りだが、たまにはソロもいいものだ。 雨がくれたいい時間を満喫しながら過ごしている。 「散る桜 残る桜も 散る桜」 良寛和尚の辞世の句が、胸に沁みる夜だった。