仕事の追い込み

帽子メーカーの昨今は春夏物の最終の追い込みで
お得意先からの納期も、後一週間くらいが期日です。
ここ数年、すっかり減ってしまった帽子職人にとって
注文数から割り当てられる作る個数も多くなるので
お正月も休日も返上してこれまで頑張ってきました。
一通りの春夏物の納品が済めばホッとする昨今で
発送のトラックに積めば、今年前半の商売のメドで
職人にとって、これから本格的な春がやってきます。
思えば上京し帽子屋になってウン十年。今や量産物は安価な海外に流出しましたが
われら職人の腕の確かさ誇りは負けないつもりでも、減少に歯止めがかかりません。
時代の流れは仕方ありませんが、業界に携わる若い人の一層の奮起を望んでいます。