時の鐘

harimaya2005-12-20

♪夕焼け小焼けで日が暮れて
 山のお寺の鐘が鳴る♪
昭和初期の子供の頃はお寺の鐘が
一日三回、朝6時、正午、夕6時に
鳴って、町々に「時」を知らせた。
あの頃は一般の家は柱時計も少なく
腕時計も無い時代だから鐘の音は
とても貴重で日々の生活リズムは
鐘に合わせて暮らしていた。
唄は「暮れ六つ」だから遊んでいた
子供たちは鐘を聞いて家に帰った。
お腹をすかして家に帰れば美味しい
夕飯が待っていたに違いない。
今も昔も1日24時間は変わらないが
のんびりと悠久の時が流れていた。


影のびて 除夜の鐘まで あと十日    駄作