三四郎池

harimaya2010-11-26

休日は不忍池周辺から東大キャンパス辺りを
散策した。東大の銀杏並木は今が旬の黄色で
由緒ある建物とのバランスが何ともゆかしい。
構内の中ほどにある三四郎池は都心と思えぬ
静寂な空間で夏目漱石の作品に由来する池は
数人の絵描きが秋の風情に筆を走らせていた。
ウン十年も前、大学の合格発表の日に構内で
大学帽を売りに屋台を並べた思い出が甦る。
大学生たちを羨んだことも、裏店で仕事をしていた惨めさも遠いヒストリーだが
学歴とは「学びの歴史」であって棺桶の蓋が閉まるまで生涯が学歴と思っている。