隠居の独り言(913)

三陸沖を震源地とした東北関東大震災は太平洋側に巨大津波が次々と押し寄せ
町村や集落などを呑みこんでいくTVに写る映像はこの世のものとは思えない。
長らく営々と築きあげた人間社会の営みが一瞬にして破壊されていく大自然
エネルギーは驚愕以外の言葉は無いが津波が去った後も壊滅した凄惨な光景に
地獄絵図を見るようで言葉を失う。中には町全体が消えてしまった場所など
広大な広さの東北一帯の被害の実態とか行方不明者の安否も掴めないという。
地震には付きものの家屋の崩壊や火災の現場がTV画面でリアルに見るごと
悪夢を見ているようで天災の怖さが今更ながら身に沁みる。TVのライブには
人間の文明の発達を思うが、その文明をあざ笑うかのように大自然の営みには
私たちは成す術もない。日本列島有史以来のM9というから日本人に未曾有の
巡り合せなのだろう。果たして被災地が元通りの姿に復活できるのだろうか?
それにはどれほどの時間と労力と資金が必要なのだろか?政府に言いたいのは、
この際マニフェスト全て止めて復興に尽力すべきだ。百年に一度有るか無いかの
国難に立ち向かうには思い切った措置が必要だし与野党の争いも棚上げしよう。
日本沈没が現実のものになっている危機感を国民全てが共有しなくてはならない!