2006-12-27 冬木立 近郊の山の木々もすっかり葉を落とし 木枯らしに震えるように立っている。 虫や小動物達も土の中や落ち葉の下で 春が来るまで、休んだり眠ったりして 森の中はあくまでも静かでときおりに 風の吹き抜ける音がしても返事がない。 四季おりおりの大自然のサイクルには 醜い世事の争いにも、変わることなく 悠然としてわれわれが小さく見える。 春には目覚めて、夏には勢いが盛んで 秋には色鮮やかに冬は眠りの床に就く。 冬木立に佇んで思うのは自然の四季の流れは誰もが歩む人生のようだ。