孫バカ日記(14)

harimaya2007-02-22

小学高学年の孫達は勉強の気晴らしに
木彫りをしている。小動物や果物など
今は手の平に乗るくらいの大きさだが
将来はもっと大きなものを彫りたい、
という。望みだけは大きいがどこまで
伸びるかは努力次第をいうまでもない。
彫刻は集中力を高めるのにいいらしい。
誰もが小学校の高学年の頃から鮮明に
覚えているものだが、この頃の自分は
戦争末期で、空襲警報のたびに近くの
寺の境内の森の中に避難したものだ。
その頭の上をアメリカの戦闘機P51が編隊を組んで通りすぎていった。
戦争の最中でも夢が一杯であれもしたいこれもしたいで希望に満ちていた。
夢を見たうちが華だったのは顧みて想うことでその最中は分からなかった。