芽生え

harimaya2008-02-20

春は名のみの風の冷たい日が続くが
枯れ木のように見える幹や小枝にも
よく見ると新芽が用意されている。
わたし達が気付かないうちに木々の
暦の日記帳には、きちんと記されて
芽をふき、花を咲かせる準備で今や
今かと春風の到来を待っている。
今日も固く縮こまって北風の寒さに
じっと耐えている小さな芽は何となく
可哀想で愛しくて、でも芯の強さは開いた花の艶やかさが物語ってくれるだろう。
もう少しの我慢の子、君の素晴らしい青春の季節はもうそこまでやって来ている。