隠居の独り言(492)

中国産ギョウザ問題は製造元の天洋食品の社長記者会見で「我々こそが最大の
被害者だ。毒物を混入した形跡は無い」と言い張り「損害賠償も考える」との
コメントを発表した。やはりなぁ、無理を通せば道理が引っ込むとでも思うのか
非を認めないどころか開き直って日本側に原因があるような発言は、中央政府
指示によるものだろうが隣人として仲良く付き合えないし日本側も弱腰で相手の
言うがまま何の反論も聞こえてこないのは、なんともやりきれない。損害賠償を
要求するのは被害者の日本側なのは当たり前の話しではないか。福田首相も一言
「中国からの輸入禁止若しくは制限を考えている」の発言がどうして出来ない?
先日の報道では中国で加工されたサバに殺虫剤が検出されたというが、魚なのに
どうして残留農薬が入っているのか輸入元の加工業者も原因が解せないという。
アメリカやEUなら中国製品の不買運動は必至だし民衆も政府も大騒ぎだろう。
日本の国は恫喝すれば何とでもなると中国や近隣諸国に思われているのだろうが
相変わらずの高圧な態度と日本人を愚弄して舐められっぱなしは実に情けない。
売店のなかには中国製品を置かない店も出てきているが大変いい事だと思う。
多少の価格の高めは仕方がないが核家族で少人数の家庭も増えている際だから
無駄を省く意味にも少量の買い物に切り替えるキッカケにしたい。形が曲がって
いようが土が付いていようが地元で取れた野菜がいい。日本の漁師が獲った魚が
安心して食べられる。今回の事件は、安いものは高くつくという教訓であったし、
食の安全を外国任せにした安易さが招いた出来事で、食料自給率の問題とともに
日本人みんなが真剣に考える時が来ている。