田舎の香水

harimaya2008-02-08

僅か半世紀前の日本では農村の人口が
7割を超え、菅笠被った農民が田んぼや
畑で農作業をしていた。農機具も貧弱で
農薬も使わず耕すのは人力が殆どだった。
肥料には大半が草や葉が原料の腐葉土
肥溜めの香水も風物詩だった。こうして
米一粒、豆一粒を、収穫するものだから
食べ物は有難く戴かなくてはならない。
温帯地帯で肥えた土地があり四季があり
周りは海で、野の幸、海の幸、山の幸、
これほど自然に恵まれた日本列島なのに
それが今では地方が疲弊しているという。
食料の大半を海外に依存している日本はこれからどうなるのだろう。恵まれすぎて
自然の恩恵を疎かにしてはいないだろうか。もう一度、足元を見直してみよう。