隠居の独り言(137)

大相撲名古屋場所露鵬の暴力事件はいただけないが場所も中盤に入って
盛り上がってきた。大関白鵬横綱昇進をめざして連日のように力強い
相撲をとってきたが二敗となっては黄色信号だがもし綱取りが出来たら
来場所の横綱は東西にモンゴル出身の朝青龍白鵬と並び日本の大相撲は
モンゴル出身の力士に支えられなんともやり切れない番付表になってしまう。
先場所は栃東横綱を賭けて土俵に上がり、久しぶりの日本人横綱誕生かと
期待したが場所中の怪我で惜しくも夢は遠のいてみんなをガッカリさせた。
まして大関ブルガリア琴欧州、小結のモンゴル朝赤龍、前頭のモンゴル
旭鷲山旭天鵬安馬時天空、ロシアの白露山露鵬エストニア把瑠都
グルジア黒海、韓国の春日王など外国人力士が入り乱れて「国技」の名も
ボーダレスの時代になってしまった。日本人力士は体力には劣っていないが
精神的にもろく怪我も多いらしく足腰の強さが以前に比べて弱くなっている。
豊かな時代に育ったせいかハングリー精神は外国人力士にはとても敵わない。
これから朝鵬時代か青白時代か知らぬが、かつて栃若、柏鵬、若貴などの
ライバルの人気を二分して沸いた大相撲黄金時代は再来するのだろうか。
私の家は両国なので相撲部屋も多く褌姿を見たり、おすもうさんが闊歩する
姿はなかなかいいもので近所には関連する店も沢山あって、両国はまさに
相撲の町と言っていい。この日本独特の文化はずっと栄えてほしいものだ。
日本人力士よ、頑張れ!