隠居の独り言(468)

年明けの新聞を読んでいると「原油急騰」「東証急落」「米大統領選挙」「衆院解散」等
話題は様々だが共通しているのは世間がじわじわと変革の時期に来ている感じがする。
原油急騰は物価高を招きガソリンから食料品まで家計に直接響くので一番の関心事だが
この機会に今までの生活の無駄の部分を考えるのに絶好時と思えば、あながちマイナス
思考にならなくてもいいのではないか、輸入食料品の30%が焼却処分になっているとの
事だが、飢えに苦しむA・A諸国の何億の人々から見れば日本はなんて贅沢な暮らしを
しているのか、この際考えてみたい。メタボリックに悩む人など思い切って腹八分目の
生活をしてみよう。東証の急落はアメリカの景気後退懸念や円高が原因の要素らしいが、
ために企業業績が落ち込む事態になれば雇用や賃金が悪化して、ここ数年来伸びてきた
景況感も縮み、物価高、消費落ち込み、不景気の悪循環に陥ってしまうのは必至だ。
預金金利が低いので株式投資をしている人は多いが2008年のスタートは寝覚めが悪い。
どちらにしてもあまりいいニュースは無いが、これも世の定め、「行雲流水」に任せる
しかない。米大統領選挙は私たちに関係が薄いようでも、気になるのは民主党候補の
クリントンオバマの一騎打ちで、人名録によればオバマの奥方は日本人だというし、
なかなかの日本通らしいが、もし彼がホワイトハウスに入れば米史上最初の有色人で
ファーストレディは日本人なので、ひそかに応援をしている。衆院解散は早くて今秋か、
自民党がやや優勢らしいので「ねじれ状態」は解消しそうにないし、お金も掛かるし、
何のための選挙か分からないのであせる事もない。なにやかにやの、正月ニュースの
源も一年後にはどうなる事やら、今年も息災に過ごしたい。