隠居の独り言(78)

ブログ日記をつけた日数も500回になりカウント数も60,000を超えた。
これもみなさまのご愛顧あっての事で感謝してもしきれない。古希を過ぎ
大きな楽しみが一つ増えた事はとても良かったし人生は長生きもいいが
質のいい生き方を充実出来たのもブログ日記をつけている意義は大きい。
考えている事や言いたい事を書けるのは普段の鬱積などを発散させるには
最高の手段でストレスを溜めない手段に使っているようでとてもいい。
テーマの「うたかたの記」は作家森鴎外の処女作「舞姫」の三部作の一つで
鴎外がドイツ留学中に貧しい踊り子と同棲して妊娠させてしまい、結局は
ドイツから逃げ帰った苦い懺悔物語だがそんなひどい男の鴎外が自叙伝を
小説にして印税を稼ぐなんて現在の感覚ではとても受け入れられない。
いつの時代も彼女を妊娠させて捨てるなんて軟派の悪党の最たるものだが、
それを自慢げに話す男の格好良さみたいなものが、何故か女にもてるのは
どうしてだろう。男には「俺の若い頃は女の二、三人は泣かしたものさ」と
話す奴もいて誰も見たわけでなくモテなかったのを吹聴しているようと思う。
芸能人では相手を取り替える回数の多さを勲章のように思っている人もいて
最近の若い有名人カップルの離婚率の高さには昔の感覚では付いていけない。
「うたかた」は、はかなく消えていく事のたとえで、ほんとはブログ日記の
意図はここにあったのだがテーマは鴎外に無断で借用させていただいている。
いつの間にかの500回も今度は1000回を目標に書き続けたい。