隠居の独り言(354)

昨日は新聞休刊日、習慣とは律儀なもので月に一度の新聞の来ない月曜の朝も
郵便受けを開けて中を確かめるが何となく手持ち無沙汰なのは朝食も味気ない。
自宅は読売だが会社では産経と日経の二紙を取っている。電車で通う日は駅で
朝日か毎日を買うことにしているが、それぞれ新聞の社説やコラムに考え方の
違いの記事が面白くて、これで同じ日本人の書いたものかと感心もしたりする。
例えば憲法の解釈では改憲派は読売、産経で、護憲派は朝日、毎日だろうか。
安倍政権に何かと肩を持つのは読売、産経で、批判的なのは朝日、毎日と相場は
決まっている。新聞は社会一般の情報源であり書かれている文字を読み返す事も
確認の意味と自分が考えるには必須の読み物だ。テレビのニュースで充分だと
いう人もいるが速報性は新聞に優れていても画面が過ぎれば確認は出来ない。
年を取ると思考能力が劣ってくるのは仕方ないが、それを少しでも防ぐためには
本や新聞を精読するに限るが、政治、経済、文芸、株式、社会欄など見ていると
時代に置いていかれないですむ。週刊誌は買わないが時々コンビニで立ち読みを
している(コンビニさん、ごめんなさい)だから藤原紀香陣内智則の披露宴も
ハニカミ王子・石川遼の活躍、世界一の美女、森理世のことも話題の一つとして
頭の中にインプットしておく。仕事上、若い服装デザイナーと話し合いが多いが
情報源が豊富なほどスムースに仕事も進むし何より若い人と共有できる価値観は
こちらも若返る。商売の付き合いも相手とのいいコミュニケーションが必要だ。
そしてたまにラテンギター弾き語りを聴いていただく。ギターをやって良かった。
読書をして良かった。生きるレパートリーが広がったのも仕事を好きにさせた。