北帰行

harimaya2006-03-14

最近は不忍池の冬鳥たちも北帰行が
始まったか随分と数が減ったような
気がする。この鶴のカップルもいつ
旅立とうか目下思案中なのだろう。
鶴は一生一つのツガイを守るとして
夫婦円満の象徴とされて愛されたし
長寿の生き物として目出度い日には
欠かせない言葉や絵柄などに画かれ
珍重された。時代を越えてこれほど
深く生活に憧れの関わりを持つ鳥は
いないのかもしれない。冬の寒さは
厳しかったけれど、あの美しい姿が
そろそろ見えないと思うと淋しい。
春は人も渡り鳥にとっても引越しの準備に忙しい。
そういえば、むかし「ギターを持った渡り鳥」という
小林旭の映画もあったっけ。