隠居の独り言(49)

東シナ海の石油ガス田をめぐる問題で日中政府間協議が行われたが
中国は日中中間線に開発を進めていて日本の中止要請にも応じずに
あろうことか逆に日本領の尖閣列島で共同開発をしようと持ちかけた。
親中派といわれる二階経産相が行けば多少は話しに乗ってくれると
思いきや完全に裏切られその強圧的な態度にすごすごと二階経産相
帰国してきたが今までの対中及び腰外交のツケが回ってきたのだろう。
親中派の政治家は小泉首相靖国参拝が日中親善をダメにしていると
言うが、それでは誰が交渉すれば国際ルールにのっとった話し合いが
出来るのだろうか。親中派は中国にちやほやされて尖閣諸島のことを
持ちかけられても抗議一つも出来ないのはどこの国の人間なのだろう。
日本がたとえ中間線にガス田開発をしようと思っても中国の軍艦が
威圧している地域に出来ないのは明白で事なかれ主義がしたツケだ。
前に尖閣諸島で日本の会社が試掘の申請があったらしいが中国の
ご機嫌をはばかって却下した政府の弱腰はなんとも情けない限りだ。
試掘は日本の主権の問題でそれを犯されても黙っている事が誤った
メッセージを中国に与えて東シナ海制海権まで奪われる結果まで
なっているのを日本人は知るべきだと思うのだが、人々の気持ちは
すっかり平和ボケになって興味さえ沸かないのはどうしようもない。
日本も堕ちたものだ!実に情けない!  つづく