隠居の独り言(64)

オウム真理教の浅原彰晃の裁判で高裁の控訴棄却決定は弁護団が期限内に
控訴趣旨書を提出しなかったのが理由らしいが、決定が覆る可能性は低く
死刑判決が確定的らしい。法律の専門家ではないのでとやかく言う資格は
無いがそれにしても裁判が長過ぎるのと浅原彰晃の人を馬鹿にしたような
態度にはうんざりでサリン事件から十数年が過ぎ初公判から10年が経ち
公判は257回を数えて国選弁護人に支払われた報酬は4億5000万円にも
なるとかだが全てが我々の税金で賄われていると思うとますます腹が立つ。
弁護団はこれを不服として異議を申し立て裁判を長引かせる戦術らしいが
被害者の事を忘れ自分たちの立場にこだわる本末転倒のあきれた話しだ。
弁護士とは過ちを犯した人の罪を本人に代わって弁護をすればいいので
裁判の引き伸ばしをするために国はあなたたちを雇っているのではない。
多くの人を殺め後遺症で苦しむ人たちのことを弁護人たちはどのように
思っているのだろうか。裁判制度にも相当に問題がありそうだがそれを
悪用しているとしか思えず刑の執行を一日も引き伸ばそうと企んでいる
弁護団の倫理観を聞きたいものだ。被害者たちにとっては悲しいけれど
過去は戻らないのだから一日も早く決着を付けたい気持ちで今までの
裁判の成り行きを見守ってきた心痛な気持ちを分からないのだろうか。
法律の専門家である弁護士とは試験の難関を突破したエリートだろうが
ともすれば意識が強く肝心の人の心が損なわれているような気がする。
弁護士が人間的な優しさがあるのなら被害者の立場に立ってつまらない
司法の乱用をやめて潔く浅原彰晃から身を引くべきだろう。