隠居の独り言(52)

日本の憲法だから日本人自身で作りたいものだとつくづくと思う。
戦後の占領軍(GHQ)当局は当時の日本人を骨抜きにしようと
軍隊を認めない憲法の草案を日本政府に示してすぐに施行された。
見方を変えれば他国を占領する植民地支配の手法と寸分変わらない。
当時の戦勝国から見た日本のカタチを戦勝国の都合のいいように
変えようと作成されたものを半世紀も経った今でも縛られている。
つまり日本人の意思や考え方には何の反映も相談もなく作られた
外国製の憲法を後生大事に抱えている事自体がナンセンスだろう。
百歩譲って今の憲法がお気に入りなら一旦放棄してからもう一度
国会と国民投票で「日本人自身」が作った新憲法にして貰いたい。
平和に対する考え、戦争に対する考えは日本人自身が決める事で
他国がとやかく言うのは内政干渉もいいところでまして憲法まで
押し付けられた敗戦の夢からいい加減覚めてもいいのではないか。
自衛隊があっても集団自衛権や指揮系統が束縛されるのは法律の
不備だし永世中立のスイスでさえ立派な軍隊で国を守っている。
最近になってアメリカや同盟国は日本への敗戦処理をやり過ぎと
感じたらしくヤルタ会談や極東裁判の無効性や憲法問題に現実な
考えも出てむしろ日本より前向きなのはとてもいい傾向と思う。
「日本の常識は世界の非常識」待った無しの憲法の理念だ。つづく