隠居の独り言(200)

このエッセーモドキの独り言も200回を数えるが習慣的に続けていると
頭の体操、手先の体操など血流が良くなってボケ予防の健康のためと
思いつつ楽しみながら綴っている。歳を取ると普段使っている言葉が
とっさに出なかったり固有名詞を忘れたり健忘症状が徐々に表れるのは
仕方のないことなのだがある程度の進行を遅らせるには楽器を弾いたり
ブログを書くのもいいかなと私流に考える。それには世事百般の出来事を
常に目配りしていなくてはならないが、それには新聞、TV、固い本から
くだらない本まで見て、世間を見渡せば腹の立つ事が次から次へと表れて
血圧の上がる事も多いが、それがまた世の習いと思うとネタは尽きない。
エッセーとはつきつめると自慢話だが、ただ淡々と日常を書くだけでは
面白くない。好奇心、文章力のリズムと起承転結がついているかどうか。
続けるためには、あちこちと足も稼いでお金も多少は使うがそれにしても
ブログ日記とはなかなかいいものが発明?されたものだと喜んでいる。
老人への養生訓で「老醜を晒すまいと心がける」があるが、そのためには
調べる、考える、書く、のボケ予防三要素を満たしてくれるブログの習慣は
最高だと思っている。自分も昔ならとっくに隠居の身だがこのような便利な
ものが無かった時代でもそれなりに横丁のご隠居は尊敬されたものだった。
ところが平成の年寄りは元気に数も増えて若い人から尊敬されるどころか
邪魔者扱いにされている。今では5人に1人が65歳以上の高齢者社会だが
団塊の世代も来年からは年寄り仲間で年金制度も破綻寸前だし保険医療の
大半は老人が使っているとなればますます肩身が狭い。たかがブログされど
ブログだが、読んでくださっている方々に感謝している。