師走

年の瀬になると師匠や坊さんも走るほどに
せわしないので「師走」と称されているが
師と仰がれる学校の先生は学期制の変更で
いつもの月と忙しさは変わらないそうだ。
同じ先生でも政治家の先生の師走は必死で
政治生命を賭ける衆院選の戦いで超忙しい。
先生がたは「勝てば官軍、負ければ賊軍」
当落は極楽と地獄の差より厳しいという。
今年の衆院選は稀に見る党派の多さだが見方によって泡沫的な政治家の軽さが見える。
寒風の吹きすさぶ街頭で選挙カーの上で先生方は主義主張を声の限りに叫んでいるが
議員になるためのエネルギーはたいしたものだ。当選の暁後にもぜひ生かして欲しい。
消費税、TPP、原発、外交、震災の復興、憲法・・どれをとっても重要課題ばかりだ。
穏やかな師走でありたいが世の中は許してくれそうもない。心して投票に参加しよう。