小春日和

harimaya2012-11-21

朝晩すっかり寒くなった。朝はベッドを離れるのが辛い。
先週も雨が降ったが一雨ごとに冬の足音が聞こえてくる。
「太陽と北風」の童話のように西高東低の冬型高気圧の
将軍様は北風を従えて日本列島に沿って移動していく。
秋も終わりに近づいて陽だまりの暖かさは貴重に感じる。
季節は春でもないのに暖かい日を「小春日和」というが
この時期特有の晴れた日の気持ちのいい体感と細やかな
秋の風情の和やかさに、他に適った言葉は見当たらない。
近くの横網公園の銀杏も色づいている。全部が黄に染まる寸前の黄緑の今辺りが好きだ。
秋涼の候、秋色、秋晴れ、秋爽、言葉のひとつひとつに、小春日和の今日の幸せを思う。
「小春日や忘れてかまわぬことばかり」  望月和子