内憂外患(9)

中国の世界的資源戦略は想像以上に凄いものがあって日本は遠く及ばない。
東シナ海の石油採掘も日中の中間線に日本の了解もなしに強引に採掘して
日本の領海の資源も奪う事態を平気で行う事は嘗めているとしか思えない。
これが、相手がアメリカかロシアだったら中国はそこまで出来るだろうか。
中国のご機嫌を伺い唯々諾々と言いなりになってきた今までの対中政策が
このようなカタチに表れたのであって過去の親中派の政治家の罪は重いと
言わざるを得ない。先の選挙で小泉自民が圧勝し親中の橋本派河野派
弱体した今の政権状態が対中政策の転換をする絶好のチャンスだろう。
まず国際法に違反している状況を世界に発信して中国の非を問うべきだし
なにより日本も早く試掘を行い資源の横取りを防ぐべき時が来ている。
ただ、いらだたしいのは日本の試掘船を守るのが現行法では海の安全は
保安庁の仕事となっていて自衛隊駆逐艦などが護衛に当たれないのが
難点で憲法改正案も資源を守る上にも重要となってくるのを知るべきだ。
海上自衛隊のP3C哨戒機が中間線を飛んだとき中国海軍のミサイルが
砲身を向けたという。中国海軍の示威行動は日本人の国を守る意思たる
国家意識の少ないのを見越しての事だから一日も早い法改正を待たれる。
世界の常識は日本の非常識だ。