内憂外患(6)

韓国が1953年に日本海の公海上に李承晩ラインと称するものを設置して
自国の経済水域と勝手に宣言し日本の漁船を拿捕して船や漁獲品を没収し
船員を捕らえ懲役と罰金を課したことは海洋法や国際法から言っても通る
問題じゃない。そのうえ日本の領土の竹島を占領し国際司法裁判所で決着
しようと提案をしたのに、歯牙にもかけない韓国の超強気な態度はなんと
説明したらよいのだろう。1965年に日韓漁業協定が出来て李承晩ラインは
事実上消滅したが竹島は戻ってこなかった。あれから50年の歳月が流れた。
日韓基本条約が締結されて過去の経緯は水に流れたはずなのに日韓関係は
良くなったのだろうか。日本は韓国に対して相当の経済援助や技術提携や
最近の韓流ブームでエールを送っても韓国の嫌日主義は常に変わらない。
話が変わるがイスラエルはこのほどシナイ半島ガザ地区パレスチナ
返還した。1967年の中東戦争で不法占領した土地を今になって返す理由は
パレスチナ人の飽くなきイスラエル人へのテロ攻撃の結果といえるだろう。
国際的にもいかに不法といえ奪われた土地を返還させるには、命がけの事を
しなければ戻ってこない現実を見る思いだ。話し合いだの平和的になどと
ナマッちょろいことを言っている間は、永久に日本固有の領土は戻らない。
憲法改正反対とか平和、平和といくら叫んでも負け犬の遠吠えでしかない。
日本の卑屈な弱気から脱却する方法は一つしかない。弱腰憲法を訂正して
非核三原則を放棄し核を検討するぐらいも視野に入れるのが必要だと思う。
決して暴論ではない。持たなくても、気構えを見せるだけでも周辺諸国
日本への目が変わる。 領土交渉はそれからでいい。