隠居の独り言(165)

福岡で酔っ払った若者が車で追突事故を起こし3人の幼児を死亡させた。
山口でも工業高専に通う女学生が19歳の少年に命を絶たれてしまった。
北海道では男子高校生が母親を殺害し大阪や埼玉で中学校の男子生徒が
自宅に放火して家族を巻き添えに焼死させる事件や凶悪犯罪の殺人、強盗、
強姦、暴行事件の凶悪犯罪の圧倒的に男性が多いのはどうしてなのだろう。
解剖学の養老孟司の説によると男性は「出来損ない」が多いのだそうだ。
男女の違いは性染色体が女性はXX男性はXYなのだそうだが、そのYが
精巣を作るだけでなく余計な事をする。つまり無理な事をするものだから
極端で偏った人が出来る確率は圧倒的に男性が多いとの統計があるそうだ。
性格の頑固者、偏屈者、変質者など変わり者は生物学からくるのだろうが
病気にしても男性は罹りやすいし平均寿命の女性との差は歴然としている。
男性のいいところは力強さや考えの幅広い事だが、なまじ闘争心があるから
戦争を起こすのも男性の「出来損ない」の部分で随分と無駄と損をしている。
書画骨董や特殊な物を集めるコレクターは男性特有のもので女性から見れば
なんて無駄だと思うに違いない。それを思えば女性の収集は衣装や宝石など
実用的で理に適った生き方の強さを見ることが出来る。女性特有のまろやかな
優しさは生物学的に無理をしていないからで本来のヒトの姿なのだろうか。
かつては思春期を迎えた男子には修行や兵役など身体を鍛えるシステムと
岡場所などアメとムチで男性ホルモンを発散させていた。それが今は無い。
法律を作るのは年寄りだが若者の暴発を防ぐためには禁止事項ばかりでは
可哀想で若さを発散する手段を熟慮する事が急務だ。