隠居の独り言(156)

夏も終わった。季節的にはまだ夏だが新聞もTVも戦争の反省の記事ばかりで
もううんざりだ。あれから一世紀近くが経って実際に戦争を遂行した人たちの
ほとんどがこの世から姿を消して、もう遠い歴史の彼方になれば学校の社会の
教科書に書き込めばそれで充分だと思う。8月15日朝に小泉首相靖国神社
参拝したからってそれがどうしたと言いたい。騒いでいるのは報道機関のみで
公的だの、私的だの××の一つ覚えみたいで・・騒ぐから中韓に痛くも無い腹を
さぐられる。どこの誰がいつ行ったっていいじゃないか。日本の神社なのだから。
鎮魂とは本来静かに行われるべきで首相だって公約しなくたっていいと思うし
国のために命を捧げた先祖の霊を慰める、静かな靖国神社であり続けてほしい。
政治もメディアがマイナス思考をしているから将来の日本が見えなくなっている。
戦争の検証記事の多かった数日間の新聞だったが開戦の時も終戦の時も指導者は
国の進路を誤って奈落の底に落ちた。あの時に世界に張りめぐらされている筈の
情報を持っているメディアの論評なり批判がないのは軍部と同罪だと思われても
仕方がないだろう。先の読めない指導者やメディアを持つ国は哀れ、そのものだ。
騒がしいのは真夏の落雷や蝉時雨ぐらいでいい。そろそろ本来の日本に戻ろう。
今年の夏も大勢の人が休日を楽しんでいた。どこへいっても行楽地は混んでいたが
海や山の自然のなかでレジャーを楽しみ、夏祭り、盆踊り、里帰り、お墓参り、
精霊流し、これが本来の日本の夏なんだよなぁ・・