天皇皇后両陛下

国民から見ても両陛下の御日程は超多忙でいらっしゃる。
一年365日、お休みの日は皆無と言ってよいほど日程が
組み込まれ国民の精神的な安定に大きく寄与されている。
ご執務は今月10月に喩えても宮中で認証官任命式があり
マレーシア国王陛下、王妃陛下の国賓歓迎行事が催され
その後、全国老人クラブ連合会50周年大会への御臨席、
続いてリヒテンシュタイン皇太子殿下のお茶会にご出席、
ロンドンパラリンピック入賞選手との、ご激励とお茶会、
岐阜県において開催された第67回国民体育大会に御臨場、
地方事情ご視察のため山梨県行啓されたり震災お見舞いに
福島県にお出かけになって被災者に言葉を掛けられるなど、
分刻みの御日程は、ご高齢と、けっしてご健康でない体を
考えれば頭の下がる思いがする。両陛下の安穏を祈りたい。
世界の歴史を見れば時代の変化と共に、その存在意義を失っていく王室が多いなかで
一つの王室家系が千年以上の長きにわたって続いたのは奇跡的としか言いようがない。
日本の皇室が他の国の王室と違うのは富や権力の象徴的な存在でなく庶民に慕われた
心の支えであり国柄を表す根幹が天皇制を守ったのだと今更のよう日本の誇りを思う。