隠居の独り言(696)

普段はあまりサッカーに興味の無い自分でも岡田武史率いる日本チームが
ウズベキスタンと戦って1-0で勝って2010年W杯の出場を決めた試合は
深夜のTVで見た。貴重な1点の岡崎慎司のヘディングシュートはまさに
神が味方してくれたとしか言いようがないが後半で凌いだ守備はチームの
実力が本物になった証拠だ。サッカーをよく知らない人(自分も含めて)も
この日ばかりは全国津々浦々で燃えたのも愛国心は捨てたものじゃない。
五輪やWBCに沸いたのもつい最近の気がするのもこの心境の表れだろう。
春から夏にかけて気候がいいこの時期はまさに球趣たけなわの季節でもある。
先週の犬派、猫派の話の続きじゃないが、スポーツファンも大雑把に分けて
プロ野球派とサッカーJリーグ派に分かれる。先日の某新聞の記事が面白い。
「野球とサッカー、見るならどっち?」の設問に野球は45%、サッカー35%
どちらも興味無し20%と反応している。続いての理由質問の野球好きには
「昔から見ている」「試合運びが分かりやすい」「好きなチームがある」で
サッカー好きには「スピードがある」「エキサイティングだ」「W杯がある」
両方好きだという人は割に案外少ないのはペットの犬猫の派別と同じだが
それぞれの趣向の違いだから仕方ない。サッカーファンから言わせれば
「野球は緊張感、スピード感が無く、だらだらして苦痛を感じる」反対に
野球ファンから言わせれば「サッカーは得点場面が少なくて11人の選手が
右往左往しているだけ」まぁどっちもどっちだが好みの趣味はそれぞれだ。
さて自分は小僧時代からの正真正銘オールドファッションの阪神ファンだ。
老骨になった今でも毎日の新聞やTVを見ては一喜一憂して暮らしている。
昨年の阪神は随分と喜ばせてくれたが後半に入って息切れして優勝を逃した。
今年の監督は真弓明信だが相変わらずの阪神病が出て最近気分が冴えない。
やはりカーネル・サンダースおじさんの呪いなのか・・・