隠居の独り言(700)

ブログを書き始めて5年が過ぎた。ゴールの無い旅の途中だが書き始めた頃
ここまで続けられるとは思いもよらなかったし、PCのキー使いも慣れないで
一字一字を探すのに手間取られて文章も半端に終わったあの頃を思い出す。
人は古希を過ぎる頃から心身共に急速に疲れ、好奇心は失せ発想力は衰え
物覚えも悪くなり老化現象が顕著になっていく。その実感は物忘れが多い事
スタミナの減少で昨日出来たものが今日出来る保証は無い。その歳になって
PCのブログなるものを知り手探りで挑んでみた。こうしてブログを綴るのも
脳の老化を一日でも遅れさせる生涯学習の一環でそれ以外の何ものもない。
継続は力なりと言うが若い日のようにスタミナが旺盛でないと長続きしない。
気がついたことは文章を綴る上で生半可な筆力では無理という事実、それを
補うためには与えられた貧しい国語力の拙い文面で自らの考えを戯画化して
恥を掻いても失敗しても、おおらかに笑ってしまう開き直りの度胸が必要だ。
単に日々の生活の事や真面目で善良な気持ちを表わすだけのエッセーなんて
面白くもなんともない。それは綴る文面も飽きるし、読んでいただく方々にも
ソッポを向かれてしまう。継続することの源は絶えず研鑽を積むしかないが
本を読む、新聞に目を通す、新しい土地を散策する、そして元手を掛ける事。
好奇心の旺盛、生きるレパートリーは言うまでもないが、人が何と言おうが
嫌われてもいいや、という強さ、政治や権力にも刃向かう勇気も要るだろう。
隠居の独り言シリーズも今日で700回目となった。更新数1117回を数える。
それにしても便利な機械が出来たものだ。昭和一ケタ生まれには日進月歩の
こんな時代が来るとは・そしてそのスピードの速さは想像の域を超えている。
世界は良い方向に向かっているのか、それとも破滅の道に向かっているのか、
見届けて綴りたいのは山々だが気力がどこまで続くか神さまにも分からない。
今日も読んでくださっている方々に心よりお礼を申し上げたいm(__)m