2007-07-20 忍城(おしじょう) 埼玉県行田市の駅前近くにある忍城は 戦国の初期の頃に土地の豪族成田氏に 築城されたが、関東平野の中央辺りに 位置する事もあって戦略的価値は高く 戦国大名たちが狙ったのは必然で上杉、 北條、豊臣たちの攻防戦に翻弄された。 特に秀吉の北條征伐の折、石田三成が 水攻めにした合戦は有名で今も当時の 「石田堤」が残り、激しさが偲ばれる。 難攻不落の城としてその名を馳せたが それだけに多くの武将や、雑兵たちの 苦労と命が刻まれたに違いない。 ようやく江戸時代になって徳川の天領になり落ち着いて時は流れる。 関東七名城にも謳われた美しい城跡と天守は今も昔の面影を残して 訪れる人を優しく迎えてくれる。