高砂人形

harimaya2010-06-16

喜寿祝いに娘達からプレゼントに
九谷焼の「高砂人形」を頂いた。
高砂の浜で翁と姥が夫婦睦まじく
長寿を祝っている象徴の人形だが
最近では結納にも使われるらしい。
高砂や〜この浦舟に〜・・」と
結婚式の席の能の曲の謡い出しは
新郎新婦の永い幸せと長寿を祝う。
高砂の由緒は瀬戸内海に面した姫路市の隣の高砂の浦に、その昔、九州阿蘇宮の
神官が都への旅路で立ち寄った。白砂青松の浦で老夫婦が浜辺を掃き清めている。
老人が「高砂の松と住吉(大阪)の松は相生の松、離れていても夫婦である」と・
伝説を語り二人は高砂・住吉の松の精である事を打ち明け小舟に乗り消えていく。
俗謡の「お前百まで(掃く)わしゃ九十九まで(熊手)共に白髪の生えるまで」で
爺さんが熊手、婆さんが箒を持つ・・・愈々、この歳まできたか・・(――;)