隠居の独り言 6

米朝首脳会談は12日に行われる。しかし北朝鮮の考えが分からない。少し前までは核放棄の他にも、米韓軍事演習まで認めていたのに、最近は核放棄も段階的にという。先月の習近平との会談で、入り知恵を付けられたのだろう。しかしアメリカを甘く見てはいけない。核、ミサイル、人権の三点セットはアメリカとしては引けないし、トランプ大統領中間選挙を控えて北朝鮮への妥協の余地はないはずだ。今まで数えきれない嘘を重ねた北朝鮮が、どんな強気な発言にも、アメリカのトランプは冷静で、北朝鮮が駄々をこねれば開戦の理由になる。オバマ前大統領のように甘くないことは明らかで、ここはトランプの本質を冷徹に見極めるに尽きる。圧力を加え続ければ、先の戦争の日本の真珠湾のように北朝鮮は音を上げてアメリカに何らかの行動をするだろう。アメリカはそれを待っている。各国にも文句を言わせない。これまでシリアやイランへの対応はアメリカとしての威厳を示すだけで本気度を見せながら静観している。しかし、現実に核やミサイルを持っている北朝鮮に対して核兵器放棄に譲れないことは明らかだ。トランプを支える人物の布陣が強硬派ばかりなのも解決が近いのを感じる。日本にとって安倍・トランプの親密度は良き兆候にあるが,反面日本も待ったなしの気持ちで受け止める以外にない。拉致も予断が許さないが、13歳の少女を連れ去ってから何十年も帰さなかった極道な北朝鮮も首を洗う日が近い。