隠居の独り言 22

かつて財産作りの三つの基本は「預金・不動産・株」でそれらを三等分するぐらいが財産保有の理想とされた。けれど今の預金は金利ゼロ状態で景気上昇の昨今で物価が上がってインフレにもなれば財産的に心許ない。不動産は東京近辺を除いて値上りは期待が持てない。株は最近の日経平均株価22000円を超え値上がりの希望はあるが、こればかりは世界の政治経済によって大きく変動するので、絶えず見張っていないといけない。それでも投資先として、上場された優良な会社を選んで配当金、株主優待、増資などを楽しみながらの株保有も財産の一つとして考えるのも現段階では最も常道と思う。株式の考えを取り違えている人が多く、ギャンブル化はいただけないが、PCを使っての売買は投資というより投機の目的は決して健全とはいえない。にわか投機も所詮、賭け事であって儲ければ信用買いして、結局は大損をした人は多いと思う。株はあくまで投資としたい。そして、「仕手株」なんて素人はうまくいくはずがない。いろいろな情報の本や勧誘があるがそれをまともに受けるのが間違いであってあとで泣いても手遅れだ。玄人のはずの機関投資家でさえ,穴を開けて年金、生保、銀行、農協など大きく損したことを反面教師にしよう。「人の褌で相撲をとる」という昔からの言葉があるが自ら汗することなく、机上で資金を流して儲けるのは、以前にアクどい手法で堀江貴文村上世彰たちは裏道の世渡りをしたが一時は時代の寵児となってもメッキがはがれ牢に繋がれる。平凡な暮らしが一番。