隠居の独り言 16

幕末、明治に外国からやってきた人たちは日本人の聡明さに驚いたという。どの階層の人も瓦版を読み計算力もあり、その明晰ぶりは驚嘆し感動したという。そのうえ市井の住む路地にも花が咲き花鳥風月を愛し治安も優れ、四季の美しい日本は外国人にとっては天国の情景を見たことだろう。「フジヤマ」「ゲイシャ」は当時の日本の代名詞だが、景色の美しさと人情味を加味した日本文化は日本人として生まれた自尊心と幸せを、もっと自意識をもって、誇りにしていいと思う。歴史を知り正しく理解することはいうまでもないが、世界史の国々のなかでも日本史ほど繊細で変化に富んだものは無いと作家司馬遼太郎は語っている。戦前の祝日である、紀元節天長節明治節などは、どの家にも玄関に国旗を掲げて清々しい気分だが日本の幸せを思い、天地悠久を祝ったものだった。それが戦争で負けて、今までの日本が外国に対し全てが悪で反省と自虐ばかりの戦後の教育では愛国心のかけらもなく、子供たちが可哀相になる。教育の責任を持つべきはずの日教組は左翼系で日の丸や君が代を否定する指導方針は情けない。教育方針で、もし対案があるのなら示して欲しい。世界のあらゆる人は、生まれ故郷を愛している。明治憲法教育勅語のどこがいけないだろうか。それは法律を解釈する政治家の責任であって、例えば、戦争の原因になったとされる統帥権明治憲法のどの部分にも入っていないし現在の憲法だって自衛隊の名の文字は入っていない。しっかりした日本の日本人による日本のための憲法の草案が急がれる。