一億円献金問題

私が子供のころの日本史の三悪人といえば、弓削道鏡、
足利尊氏、そして田沼意次だった。前二人は天皇がらみ
だから話題外として、側用人から老中にまで出世した
田沼意次は政治力もあったけれど、彼は賄賂で有名な人、
株仲間（今で言うなら指名業者）を積極的に公認して
加盟許可料の冥加金を取り、特定商人に専売権を与え
運上金を上納させる。彼は其の後に失脚するのだが
自民党の先生方はどうする？しかし氷山の一角だと思う。
例えば今回の初診料のことだが、健康保険も医療費も
一律に政治家と医学会が密談して決めること自体が
自由経済の理に反し外国の医学分野に遅れを失し医療費は
世界一の高いものとなってしまっている。保険などは一部は
自由化すべきだし、病院や開業医など自由競争原理の導入を検討し
ないと世界の潮流から遅れてしまう気がする。保険は高度の医療治療
に活用し軽度のカゼやケガ等は自己負担にしないと現在の保険制度は
破綻する。病院で２時間待って２分の治療の無駄の原因も理由の一つ。
これだけの多くの国会議員がいて、みな何を考えているのだろうか。
「経済」を知らない議員や官僚が机上プランだけで公団や特殊法人などを作り
戦後の折角の日本の民間の英知と苦労をダメにしてしまった責任は重すぎる！