梅のたより

harimaya2005-02-08

「梅は百花の魁(さきがけ)」というように
すべての花にさきがけて開く梅は春の到来を
告げるように私たちの目を楽しませてくれる。
東京下町の名所は後楽園、湯島天神亀戸天神
百花園、小村井梅園などだが、そろそろ紅梅も
見ごろになって「梅一輪一輪づつの暖かさ」の
句のように今朝は春の雨に木々も濡れていた。
梅と言えば鶯、梅と一緒に春を待っていた鶯は
平安の昔は「春告鳥」と呼ばれて愛された。
「鶯鳴かせたこともある」は梅干しのように
しなびてしまった老女がかつて青春を楽しんだ
女ざかりの頃をなつかしむ言葉だそうな。