ああ上野駅

♪どこかに故郷の香りをのせて 入る列車のなつかしさ♪
井沢八郎の歌碑が駅の正面に建ち、啄木の歌碑が新幹線入り口にある。 
「ふるさとの訛りなつかし 停車場の人混みの中に そを聴きにゆく」
今では新幹線の始発駅が東京駅になって上野駅は途中駅になった感じだが
年配の人達は感慨深げに郷愁のシンボルとして上野駅に特別の思いを馳せる。
上野の山の早咲きの桜にはメジロが舞い不忍池の冬鳥は心なしか減った気がする。
北帰行が始まったのかなぁ・・人も鳥も移動のシーズンなのでしょうねぇ。
昔の「江戸名所案内本」にも上野の桜を称え「当山は東都第一の花の名所として
寒、彼岸より咲き出でて一重八重追々に咲き続き弥生の末まで花の絶ゆることなし」
と書かれて花の種類まで「花暦」として解説されている。水上、三吉野、浅黄、篠桜
楊貴妃、都、虎ノ尾、犬桜等々、あたしゃ、どれがどれだかサッパリ分からない(ーー;)