北朝鮮

夕べの試合は日本中が燃えてサッカーを知っている人も知らない人もTVに釘付けに
なり青のユニフォームの動きに一喜一憂した。これは理屈を越えた愛国心そのものだ。
あの国は蜂の集団に似ている。女王蜂が一匹いて、それを取り巻く一部の雄蜂たちと
残りは大部分の飢えた働き蜂の集団国家みたいだ。しかも女王蜂をカリスマ的に仕立て
将軍様と、その人の考えの中身はどうでも、全てが正義で付いていくことが絶対なのだ。
そして、その将軍様が毎日のようにコブシを挙げて「反米反日」と吠えていらっしゃる。
生まれたときから「あなたは神の子です」と育てられて、傍には「喜び組」がかしずき
自分の考えが世界で最も正しいと信じる将軍様に世間の冷静な判断が出来るわけが無い。
拉致被害者は交通事故だ、山が崩れた、川に流された、子供だましのオオカミ少年
国際社会で恥の上塗りをしているのに気が付かない愚か者たちはむしろ滑稽に見える。
核武装する、ミサイルを作る、標的は東京、ワシントンと叫ぶ。東京なら10分で届く。
日本の政治家のなかにはオロオロしている人もいるが、さすがアメリカは一言一句に
驚かない。地理的に遠いのも理由の一つだが、最大の防衛戦略の要因はミサイル防衛
(MD)が着実にその成果が進歩しているからだろう。敵から飛んできたミサイルを
こちらから発射したミサイルで迎え撃ち、破壊するシステムだが、打ち落とす確率が
100%に近くなればなるほど、核もミサイルも全然怖くないし、敵も諦めるだろう。
もちろん日本もアメリカと共同で6年前から研究し現時点では7割ぐらいは落とせる
ところまできているらしい。開発費も1兆円近く掛かるそうだが命には替えられない。
アメリカの宇宙開発の凄さは、例えば去年成功した火星探知機ではワシントンから
東京のゴルフ場へホールインワンさせる位の精度の濃いプロジェクトだったらしいが、
それをやってのける研究者の質の高さが素晴らしい。日本の細部の技術力とアメリカの
開発能力がセットされれば、こんな力強いことはない。北朝鮮の虚構の崩壊は見える。
なに?核?それがどうした!やるならやってみろ!そのタンカは2,3年後まで待とう。