都議選

7月3日の都議選に向かって候補者たちは暑い街の中を、声を嗄らして走り回る。
ご苦労様なことだが、ほとんどの都民は関心が無い。その時だけ「お願いします」と
言われても、その人に食べさせてもらっているわけでなし、義理があるわけでなし、
ただ騒音が迷惑なだけで、おそらく投票率も半分も無理であろうと見られている。
だいたい地方行政に占める議員の活動もよく分からないし、定員が127人もいて
そのうえ議員報酬が年間1800万円以上とか聞くと、なんとかならないのかと思う。
地方議員なんて、言っちゃぁ悪いが法律制定や公的権限などほとんど無く烏合の衆の
ように思えて、地方自治の立法など今の十分の一も居れば充分に用が足せると思う。
財政が大赤字で苦しんでいる都政に、それを改善しようとする手法がどの党の主張にも
無く、絵に書いた餅ばかりを並べて、まくし立てている。石原都政もやるべき事の
実行力は認めるが、こと財政面の再建となると増税や福祉の後退など、取る事ばかり
考えて、民間の会社のような発想力に欠け合理化が進まない。議員の資質が問われる
どころか尊敬も出来ない候補者に投票しなければならない都民の空しさを知るべきだ。
私見を述べさせていただければ、地方議会など要らないと思う。地方に対する施政の
要望があれば役所に投票箱でも用意して一般の人が投書すれば、それで充分事足りる。
欧米の地方議員のなかには交通費だけのボランティアが多いと聞く。今までの人件費の
無駄遣いが大赤字を作った原因なのだから「私たちが無駄でした」とコウベを下げる
議員の一人ぐらいはいないのか!